抜粋記事

 薬のプロフェッショナルを育成
   
来春「香川薬学部」を新設
         全国初となる創薬学科を設置
             徳島文理大学香川キャンパス

 
目次・表紙
コラム
 

 徳島文理大学(徳島市 勝沼信彦学長)は、香川キャンパス(さぬき市志度)に来年4月より「香川薬学部」を新設する。
 同大学では徳島キャンパスに薬学部を設置しているが、新しい医薬品の創製が重要な課題であるとの認識から、薬剤師の育成に加え、創薬のための研究者・技術者を養成する「創薬学科」の一学科を設置し、"薬のプロフェッショナル"を育成していくことになった。
 「創薬」は東京大学、千葉大学に一つの講座としてはあるものの、学科として設置されるのは全国でも初。同キャンパス工学部で同じく来春から立ち上がる日本初の「ナノ物質工学科」と連携し、協力体制のもと創薬の研究を進める。
 具体的には、薬物をナノスケールで作った粒子に詰め込み、体内に投与することで、薬を必要な患部に最適な量を迅速に供給する「ドラッグデリバリーシステム」や、副作用を軽減させるオーダーメイドの薬などの研究を行う。英知が結集する総合大学としての利点を、大いに活用できる点が特長と言えるだろう。
 従来運動場として使用していた場所に、高度な実験設備を持つ研究棟(床面積一四五〇〇゚)を12月に着工し、再来年2月の完成を目指す。
 同校では「創薬学科とナノ物質工学科の新設により、創薬のすべての学問領域が結集するキャンパスが出来上がる。薬剤師の育成はもちろん、更に新薬の研究者、創薬の技術者、薬事行政にも通じる人材を育てていきたい」(総務部)と話している。
 なお香川薬学部の初代学部長には、東大名誉教授で、前東京都臨床医学総合研究所長の宇井理生氏が就任。
 教員も東大薬学部出身者が約7割を占めるほか製薬会社などからも招聘し、よりレベルの高い教育を展開していく。
 初年度の募集人員は、推薦・一般を合わせて一三〇名。

Copyright2000(C)Kagawa Keizai Report All Rights Reserved.