抜粋記事

 栗林動物園跡地の駐車場整備まとまる
        古絵図をベースに風情漂う駐車場
             外堀沿い歩道改修問題も結論
            栗林光園東門周辺整備検討委員会

 
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コラム
 

 ―江戸時代の風情漂う新駐車場整備へ―
 成り行きが注目されていた栗林公園動物園跡地活用は、江戸時代の古絵図をベースに、特別名勝庭園にふさわしい駐車場として整備することが正式に決まった。
 井出久登(東大名誉教授)委員長以下12名で構成する栗林公園東門周辺整備検討委員会は、3月2日に3回目の最終会合を開き、動物園跡地活用と栗林公園東側の歩道整備について結論を出した。
 動物園跡地(面積約1万平方メートル)には、江戸時代の古絵図によると、萩御門、櫻の馬場、御林守という施設が実在していた。
 整備プランによると、「櫻の馬場」は古絵図を参考にしながらイメージとして再現する。「萩御門」は、古絵図から想定できる位置に門を設置し、その周辺は垣を設ける。
 また「御林守」は、東門前広場と駐車場側との仕切となる建物を「御林守」と見立て配置するとしている。
 一方で新駐車場の環境は、大型観光バスを主とした利用により、騒音の発生は避けがたいものがある。
 そこで騒音の低減を図り、かつ庭園の雰囲気を演出するために、公園との間に土塁や漆喰塀、生垣を張り巡らせることとした。また駐車帯には松を植栽し、古絵図で見られる松林の再現を目論む。
 施設は、チケット売り場を含めた管理棟、物産販売棟、屋外便所棟の3棟を、東門入口付近に集結する一方で、物産販売棟と屋外便所棟は渡り廊下でつなぎ利用者の便に供する予定だ。
 各施設とも、木造和風造りとし、栗林公園の入口としてふさわしい外観とする。駐車場は、乗用車が約30台、バスは13台、タクシー待機スペースに10台、駐輪場は60台程度を予定している。
 動物園施設の取り壊し工事は、3月末までに全てが完了する予定で現在進められている。今後のスケジュールは、今月末までに基本設計を終了し、16年度からは実施設計に入る。
 並行して発掘調査を16年度に入ってから行う予定で、発掘の結果により原型が明らかになれば、整備内容の再検討もありうる。実施設計がスムーズに行けば17年度から工事が始まり、18年の早い時期に駐車場をオープンしたい意向だ。

外堀沿い歩道改修計画決まる

 狭くて危険だと歩行者から強い指摘があった、栗林公園東門から北へ向かった国道沿い約170メートルの歩道も、今回の検討委員会で結論が出た。
 提出された3案の中で採択した案は、中央分離帯を3メートル(従来幅3.8メートル)に縮小し、かつ栗林公園の外堀側に、50センチ以内で張り出しを行い歩道を拡幅するもの。
 これにより、歩道幅に関しては全170メートル中、135メートルは3メートルを確保できたことになり、残り35メートルは2.7〜2.9メートルの幅員となる。また中央分離帯のクスノキに関しては、根回し及び移植をした上で土壌改良を行いたい意向を持っている。
 香川県としては今後、国土交通省や文化庁と協議を重ね、実施設計に取りかかりたい旨で、工事時期は未定。

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