|
高松シンボルタワーは、5月20日の「高松市文化芸術ホール」(愛称=サンポートホール高松)及び「かがわ国際会議場」両施設の開業でもって、グランドオープンのプロローグを飾ることになった。
高松市主導のサンポートホール高松と並んで、高松のコンベンション施設として期待が注がれているのが、香川県主導の「国際会議場」であることは言うまでもない。
シンボルタワー高層棟の6、7階フロアーを占める「国際会議場」の構成は、6階に国際会議室、西側には特別応接室と二つの控え室を設けた。
また7階には、6ブースに分けられた6ヵ国語対応通訳スペース、ビジネスルームがそれぞれ設けられている。
まず6階エレベーター口から入場した会議参加者が目に止まるのは、エントランス正面に掲げられた巨大な絵画であろう。
昨年度に県文化功労賞を受賞した画家、四宮金一氏が描いたエントランスアートは高さ6m、幅2mの大作である。
「未来の扉」をテーマに、黄金のシンボルタワーを表現し、その中に寄り添う母子の姿が、平和と繁栄をイメージさせてくれる。
メイン会場となる国際会議室の広さは約400平方メートルあり、7階部分が吹き抜けとあいまって、開放的空間が広がっている。
最大で8.5メートルの高さにある天井には、コンパス(羅針盤)ローズをイメージした円型の巨大照明が光り輝く様は大輪そのもので、壮観に尽きる。
瀬戸内の交流拠点となるサンポート高松において、この場所で新しい指針や方向性を打ち出すうえで、羅針盤的意味合いが込められているのだ。
柔軟に対応できる国際会議室
国際会議室は、馬蹄配置ならばサークル席が56席、サポート席は24席まで可能。スクール形式であれば、最大180席まで配置が可能となる。
さらに椅子のみのシアター形式ならば、最大300席まで可能となるなど、柔軟な姿勢で当たりたいとしている。7階には観覧席が設けられており、94席の椅子を常備し、一般観覧希望者にも対応していく意向だ。
会議室正面には、250インチの巨大スクリーンを完備し、会議の内容によれば、パワーポイントで詳しく説明できるシステムも組み込んでいる。
また会議の休憩の合間には、正面両袖の窓が開くようになっており、瀬戸内海の景観が楽しめるシチュエーションは心憎いばかりだ。
6階には、貴賓来賓者に考慮した特別応接室(52平方メートル)が設けられており、讃岐の伝統工芸である漆のボードが、部屋のグレード感を高めている。同じく、控室が2ルーム(各25平方メートル)完備しており、発表者の待機ルームや打ち合わせルームとして活用していく。
7階は国際会議をスムースに進行していく上で、もっとも重要な位置付けとなる6ヵ国語対応通訳ブースがある。6階の会議の進行を真下に見ながら、6ブース各2名の通訳が交互に担当、出席者に適切な表現で伝えることに全精力を注ぐために、本番では戦場と化すことだろう。
同階には、ビジネスルーム(39平方メートル)があり、大型プラズマディスプレイ2台が設置されている。主催者の打ち合わせやマスコミ関係者との会見の場として使われる。
5月20日開業以降は、続々と国際シンポジウムやセミナー等の会議が決定しており、その数も平成16年度だけで9つを数える。
柿落としは、5月27日から29日までの予定で開催される「第二回希少糖国際シンポジウム」であり、参加者は300名。続いて6月5日から9日の期間中は、「サンポート日韓国際洋上セミナー」が、110名の韓国人来賓者を招いて開かれる。
本格的な設備を施した国際会議場が開設されたことで、コンベンションシティ高松の存在が、国内外で認められることになり、今後に明るい展望が見えてきたといっても過言ではないだろう。
|