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県民の熱望を受けて、「プレイパークゴールドタワー」が8月1日、華々しくオープンした。
タワーの運営母体(株)アリオンの榊 久雪社長(味匠グループ代表)、真鍋武紀県知事らがテープカットを行うと、館内は待ちかねた利用客ですぐに埋まり、大いに賑わった。
初日の来場者は二千五百人と台風来襲下ながら大勢のファミリーが押し寄せ、新宇多津都市のシンボルはあいにくの悪天候にも関わらず無事一歩を記した。
オープンを間近に控えた7月28日には、来賓や関係者約一千人を迎えてレセプションを催行。真鍋知事を代理した県観光交流局美藤知直次長、谷川 実宇多津町長、高原慶一朗ユニ・チャーム(株)会長、柿内愼市徳島銀行頭取、加藤義和哩チト吉社長、木村義雄衆院議員、山内俊夫参院議員が次々と登壇し、祝辞を贈った。
タワー建立者である高原会長は、タワーに懸けた自らの使命感、地域の活性化を願う想いの程を熱っぽく語り、出席者の心に訴えた。
異例なことにレセプション会場には、タワー再活性の陣頭指揮を執った榊社長の姿がなかった。榊社長はプロジェクト始動以来の過労、酷暑による熱中症に倒れてしまったのである。まさに身命を賭してタワーの再活性、地域の活性化に挑んだ氏の志の大きさを、会場に姿はなくとも、全員が窺い知るところとなった。
代わりに挨拶に立った榊社長の実弟で外食コンサルタント(株)OGMコンサルティング(東京都)の榊 芳生氏は、
「兄にとってこのプロジェクトは、人生の総仕上げとなるもの。金融機関、地域の皆さんのおかげでオープンを迎えることができました。
時代はモノから心の豊かさを求める転換期を迎えており、タワーが地域の方々に、遊びと安らぎの場を提供できれば。このプレイパークを、商業施設活性化のモデルとして全国に発信していきたい」
と語り、味匠グループの総力を挙げて取り組んだ、日本でも例のない次世代型`遊a空間を披露した。会場には大手スーパーチェーンの幹部らも見学に訪れており、異業種の関心の高さが窺われた。
親子三世代が楽しめる施設
プレイパークゴールドタワーは、タワー展望塔を中心に、親子向けのプレイパークやプラネタリウム、わんわんランド、レストラン、カラオケなどを追加整備した遊び心を刺激するテーマパークだ。既存の建物を活用しながらも、手を加えていないところはないというほど全てにおいて一新された。
機械が人を楽しませる従来のテーマパークとは異なり、同施設では来場者が自らの体を使って、体感し、感動することに主眼を置いた。同コンセプトは飲食施設にも反映されており、新設された釣船茶屋「ざうお」は、利用客が魚釣りを楽しめるアミューズメント型レストランとなっている。
料金体系も、アトラクション毎の料金制を採る従来のテーマパークとは異なり、大人15分百円ほかの時間課金制を採用。韓国で長蛇の列を記録した巨大ガリバー体内探訪など日本初、四国初のアトラクションをもりこんだのも話題だ。
施設を一巡して思うのは、子供連れのファミリーに照準を絞ったコンセプトの明確さだ。ざうおやカラオケなどヤングやカップルに対応する施設ももちろんあるが、メインターゲットは親子連れである。タワーを再活性するにあたって、ターゲットをはっきりさせたことは正解だろう。まず家族連れのハートを掴み、異なるターゲットは第二次、三次の追加投資で応えていけばいい。
また子供たちに健全な遊び場と創造的な空間を提供する社会的な意義も大きく、周辺の教育施設はもちろん県外の教育関係者からも注目されることだろう。
それでは再活性を果たすことができるのか。可能性は十分にある。
新タワーでは年間六十六万人の来場者を見込んでいるが、芳生氏曰く味匠グループがプロデュースする高松東バイパスのおいしい広場は、年間七十万人の利用者がいるという。複合飲食施設と単純に比較はできないが、十分な根拠とはなる。
運営母体の味匠グループは、これまでホテルや商業施設の再活性に実績を多く有する。また家族連れがメインとなるだけに、安心・安全がキーワードとなるが、食に携わる味匠グループだけにそのあたりの配慮は十分になされよう。
そして再活性をやり遂げようという、運営者の意気込みだ。レセプションでは芳生氏をはじめ、味匠グループ幹部の熱意を大いに感じたが、彼らの熱意が関係者をそして、地域住民に伝わればきっと再活性も成功するはずである。
プレイパークゴールドタワー所在地=綾歌郡宇多津町浜一番丁8-1。営業時間は8月31日まで一部施設の休止を取りながらの24時間営業。TEL0877-49-7070
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