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(株)セシール(高松市多賀町2-10-20 猪瀬具夫社長)は、8月17日午後1時15分から高松商工会議所会館会議室で、新社長就任後初めての記者会見を行った。
創業以来続いてきたカリスマ経営から脱却し、全員が知恵を出し汗を流す新体制によって運営する。
記者会見の席上でも多くの質問に社長はじめ各役員がていねいに回答するなど、かなりフリーな雰囲気に変化していた。
席上発表された中期経営計画は、「ショッピング エクスペリエンス カンパニーセシール」と銘打ち、平成17年度の経常利益の黒字化を達成するという意欲に溢れたものだった。
さらには18年度は二十三億円、21年度には五十四億円の目標を立てているが、絵に描いた餅にならないよう全役職員が強い危機感を持ち、挙社一体となっての前進が期待される。
新経営ビジョンの中には、"お客さま起点"の価値ある商品とサービスの開発を通じて、"感動"と"満足"を創出する。ショッピングを通じて感動体験を提供する会社へと、大変身して行くこととなった。
カタログの刷新は来年1月以降の発行分に具現化されるが、大いに期待できそうな雲行きだ。
猪瀬社長が就任以来、勤務時間外に各セクション毎に真剣な討議、討論を行い、新しいセシールクオリティの創造について話し合った。
「今回の中期経営計画は全社員が数万時間を費やして議論した結果であり、私一人が決めたものではない。」
カタログ製作期間を短縮へ
同計画のアクションプランとしては、まず情報収集力と分析力の強化をあげ、その具体策として今年12月に東京に「セシールクリエイティブセンター」(仮称)を開設する。
スタッフは約30名程度で精鋭をセレクションし、商品需要やメディア開発の情報収集能力をアップさせる。
更に新商品やトレンド商品の発掘、マーケティング機能を強化する。
また、多方向通信メディア等を利用した新しいビジネスモデルの研究体制を、平成17年2月までに構築。
カタログをスピーディーに発行するため、製作プロセスのデジタル化を完了させるとともに、製作期間を短縮。平成16年12月発行カタログから有効期限を短縮するとともに、発行回数を年2回から5回に増やし、ジャストタイムでユーザーに提供する。
平成17年7月をメドに、団塊ジュニア向けに新規のマーチャンダイジングを展開する。
一方、重要な生産基地となっている中国・上海市でも改革を進め、今年12月までにテクニカルアドバイザーチームを組織する。
要は品質基準の見直しにより品質の根本的向上を図るのが狙い。
国内の取引業者も見直しをするため、発注から納品までのリードタイムを短縮する。平成17年12月をメド。
社員の危機意識強く提案も多し
空港・駅など全国の主要拠点に設けた大型電光看板などは、アサツーディ・ケイ(ADK)で新デザインにより製作、順次女優中心のタイプから切り替えて行くことになった。
「もっとあなたのそばへ」
がキャッチコピーで、一段とセンスアップした。
あらゆる面で大改革を図り、実効の出る体制へ持っていくが、数字になって出てくるのは時間もかかりそうだ。「社内の結束力も高まり社員の上昇志向も出てきたので必ずいい結果が出てくるだろう」(猪瀬社長)
と自信を持っており、社員の業革への関心もぐんと高まってきたようだ。
今回の計画策定までに二七五点の提言が寄せられるなど、社員の危機意識も強く「小売り店としてのセシール」づくりに、懸命な努力が重ねられている。
なお、消費者金融部門は7月から新規貸し出しを中止しており、近い将来全廃する方針。
高松・常磐街商店街に開設していた小売店舗、すなわち喫茶とジュエリー販売の2店は8月15日をもってクローズした。
また、長期的な運転資金を確保するため、みずほ銀行をアレンジャーとしてシンジケートローン契約を行った。金額は30円。
8月12日から平成21年7月19日。ジョイントアレンジャーとして東京三菱銀行、エージェントはみずほ。シンジケート団として、みずほ、東京三菱、百十四、三井住友、香川、農林中金、新生、伊予、中国、京都、但馬、第三の各銀行。
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