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物理的ミスマッチも /サンメッセ香川で「障がい者就職面接会」

 障がいを抱える求職者を対象にした合同就職面接会が9月11日、高松市林町のサンメッセ香川であった。
 面接会は、ハローワーク高松が毎年二回開催しているもので、今回はその第一回目となる。次回は来年2月。
 この日、会場には香川県内に就業場所を構える44の企業・団体(前年同時期37)が出展し、92人(同107人)の求職者が面談に挑んだ。採用担当者は、雇用条件や仕事内容等を丁寧に説明する一方、求職者も障がい状況を打ち明けるなどしながら、自分に合った就職先を熱心に探していた。
 昨年に比べ採用する側は増えたものの、雇用形態については依然として正社員求人が少なく、パートや非正規の採用枠が大半を占める状況。ただ、車イスに乗った男性の求職者は、「まずバリアフリーでなければ勤められない」と悩むなか、企業によっては、「積極採用したいが、事務所が雑居ビルの高層階。個人レベルでは(ビルのバリアフリー化を)実現しにくい」とネックを話すなど、物理的な雇用のミスマッチも起きていた。
 現在、国が従業員50人以上の民間企業に義務付けている法定雇用率は2.0%。これを来年4月以降2.2%に引き上げることが決まっている。


「遍路の世界遺産登録を」/イオンリテールとマルナカがNPOに寄付金贈呈

 イオンリテール㈱と㈱マルナカが9月9日、イオンモール綾川(綾歌郡綾川町)で、NPO法人遍路とおもてなしのネットワーク(松田清宏理事長)に対して寄付金・950万円余りを贈った。
 寄付は、香川県のご当地ワオンカード「めぐりんWAONカード」の利用金額の一部を、四国八十八箇所霊場と遍路道の世界遺産登録を目指す同ネットワークの活動資金にあててもらおうと実施。3回目となる今回(平成28年度)は、9,527,080円に上った。
 この日、グリーンコート特設会場で寄付金の贈呈式があり、浜口好博氏(イオンリテール専務執行役員中四国カンパニー支社長)と、石川知明氏(マルナカ香川事業部長)、松田会長らが出席。浜口氏と石川氏から松田会長に目録が、松田会長から二人には感謝状が手渡された。
 御礼のあいさつで松田会長は、「いただいたお金を大切にし、遍路文化を世界遺産登録にまでもっていきたい」と意気込みを述べた。
 このほか、会場内には同ネットワークの活動を紹介するパネル展の催しや、遍路の相談コーナーも設置するなどして終日、買い物客らに四国遍路の魅力をPRした。


香川県、日本公庫、百十四銀が手を組み初開催 /「オリーブ事業参入研修会」

 香川県と日本政策金融公庫(日本公庫)高松支店、百十四銀行の3機関が主催する「オリーブ事業参入研修会」が9月6日、高松市寿町の日本公庫高松支店で開かれ、参加者は研修を通じてオリーブの歴史や販売戦略などを熱心に学んだ。
 昨年7月、香川県が策定する「かがわオリーブ産業強化戦略」の目標達成に向け、日本公庫高松支店と百十四銀行が連携し、オリーブ事業に参入する企業らをワンストップで支援していく窓口を設置。この取組みの一環として、今回の研修会を初開催した。
 同日、会場には個人農家や食品関係者らなどが参加。香川県農政水産部や香川県農業試験場の担当者が講師を務め、オリーブに関する様々な話を展開した。
 このうちの一人に、オリーブオイルソムリエの黒島慶子さんが講師となり、「オリーブオイルの販売戦略」と題して講演。黒島さんは、1995年と2015年の20年間を比較し、輸入量は約10倍、金額にして約15倍になっていることを説明したうえで、「国内のオリーブオイル需要は高まっている。これからも続く」と断言。
 「それでいて(オリーブ果実の)収穫量は香川県がトップシェア」としたが近年、海外から低価格で品質の良いオリーブも数多く輸入されるため、「単に香川県産(小豆島産)だから売れるというわけにはいかない。付加価値をしっかりアピールしていくことが大事」と強調した。このほか、品質を保つポイントに箱と遮光瓶の使用、販売価格については、「相場は200mlで3500円。高いと感じる人も多いので、2000円未満の小瓶も用意したほうがベター」とアドバイスした。
 今後、同研修会の第2部として11月6日、オリーブ事業者(仲多度郡多度津町 ㈱蒼のダイヤ)の現地視察を開催する。


「プレーオフを目標に」/香川ファイブアローズの村上社長ら、開幕前に浜田知事訪問

 プロバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の「香川ファイブアローズ」が9月8日、今期開幕を前に浜田恵造知事のもとを訪ね、チームの新体制を報告した。
 Bリーグは今期2年目。昨期のアローズの成績は、B2西地区6チーム中の5位。今期は計8人の選手(外国人3人、日本人5人)が入れ替わった、全12人体制で試合に挑む。このうちの一人はB2・愛媛バイキングスから移籍してきた香川県出身の安部瑞基選手。
 同日、村上直実社長と衛藤晃平ヘッドコーチほか、キャプテンの大澤歩選手、安部選手の4人が出席。浜田知事は、「ぜひ上位に食い込んでほしい」とエール。大澤キャプテンも、「プレーオフを目標に頑張っていきたい」と期待に応えた。
 アローズの開幕戦は9月30日。ホーム(高松市総合体育館)で、B3から昇格した金沢武士団(サムライズ)と対戦する。


かがわ県産品コンクール入賞産品が決定

 香川県は、これまで話題のヒット商品を生み出してきた「かがわ県産品コンクール」にて、平成29年度の入賞産品が決定。9月5日、県庁にて交付式が開催された。
 同コンクールは、県内事業者の香川ならではの商品開発を促進するとともに、全国に展開できる県産品の掘り起こしを行って、各種メディアや県内外のイベント等で広くPRし、販路拡大の支援を行っている。平成15年度から実施しており、今回が15回目の開催となる。
 今年度は、4月10日〜6月30日を募集期間とし、応募数は昨年度と同数で過去最高の121点。内訳は食品部門47点、菓子・スイーツ部門25点、一般部門49点。
 香川県知事賞(最優秀賞)には、食品部門にて銀四郎麺業㈱(小豆郡)「小豆島・手延べ銀四郎めん オリーブ素麺」、菓子・スイーツ部門は㈱志満秀(観音寺市)「えびチーズフォンデュ」、一般部門には1000s×Box Gallery Make Merry!(高松市)「おいりアクセサリー」が輝いた。
 入賞賞品は、栗林公園内のかがわ物産館「栗林庵」や東京・新橋のアンテナショップ「せとうち旬彩館」などで販売するほか、県のホームページやメディアでのPRを通じて販路拡大を支援する。
 知事賞以外の入賞賞品は次の通り
 【優秀賞】食品部門 ㈱二蝶(高松市)「讃産 さわらの味噌漬け」、菓子・スイーツ部門 (合)さぬき農園ぐらし(高松市)「いちごアイス大福」、一般部門 IKUNAS(高松市)「une」
 【審査委員特別賞】食品部門 ☆熊野蒲鉾店(高松市)「瀬戸内の鮮魚100%でつくったリエット」、菓子・スイーツ部門 ㈱シカ(高松市)「ときめキウイ」、一般部門 hacomo㈱(東かがわ市)「えんぎものシリーズ」