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賃貸マンションとデイサービスセンター併設の新施設完成/4月1日グランドオープン

 賃貸マンション「ロイヤルレジデンス・プリモ」と、デイサービスセンター「ロイヤルケア高松 デイサービスセンター・テルメ」を併設した新施設が完成し4月1日、グランドオープンした。
 設計・施工は、総合建設業の小竹興業㈱(高松市福岡町 小竹和夫社長)が担当。運営管理は、グループ会社の㈱シニアライフアシスト(同市同町 同社長)が行う。
 場所は、ラウンドワンスタジアム高松(同市松島町)のすぐ西隣。約一年前から工事を進めていた。建物のオーナーはアオイ興産㈱(同市田村町 稲毛康二社長)で、シニアライフアシストと賃貸借契約を結んでいる。
 新施設は鉄骨造の7階建て。1階から3階までがデイサービスセンター(定員70人、今後最大100人まで増員予定)で、4階から7階が賃貸マンションとなる。
 各フロアの特徴として、まず1階には大浴場が広がり、筋力の維持や向上を図れる歩行浴などを設置。2階は、主に食事ができるデイルームになっていて、栄養バランスを考えたメニューを提供しながら介護食や治療食にも対応する。またカフェコーナーもあり、ここでは焼きたてパンなど朝食献立を提供する。
 3階は、全長80mの室内歩行ができる回廊をつくっているほか、フィットネス機器などを設置。具体的には、身体のバランス感覚を養う「歩行快然トランポリン」(西日本初)や、一度に複数人が筋力を高められるリハビリマシン「ボディスパイダー」(香川県初)を置いている。
 一方の賃貸マンションは、4階に7部屋、5階に7部屋、6階に7部屋、7階に6部屋の、計27部屋を用意。例えばワンルーム(専有面積41㎡、バルコニー面積9.01㎡)なら、家賃8万円の管理費3万円。1LDK(専有面積46.18㎡、バルコニー面積12.29㎡)なら、家賃9万5千円の管理費3万円。いずれもセコムのセキュリティに加え、管理人が24時間体制で対応する。
 また7階にはカフェレストランがあり、栄養価を計算してバランスのとれた食事を提供する。介護食や治療食にも対応し、食事を部屋まで運ぶデリバリーサービスも行う。
 3月29日、新施設でオープンニングセレモニーが開かれ、協力会社など関係者らが出席。あいさつで小竹社長は、感謝の意を述べたうえで「今回の施設を含めた3施設がより一層、地域の皆様のお役に立てる存在になっていければ」と期待を寄せた。
 シニアライフアシストでは、新施設のほか、介護付有料老人ホームの「ロイヤルケア高松(2005年1月オープン)」と、「ロイヤルケア高松 アネックス(2011年2月オープン)」の運営管理も行っている。いずれも場所は高松市福岡町。


産学官金連携事業/桑の葉サイダーが販売

 さぬき市はこの度、産学官金連携事業新商品発表・試飲会を3月29日に開催。特産の桑の葉を生かしたオリジナル炭酸飲料を開発したと発表した。
 同事業は地域活性化を目的に企業・学校・行政・銀行がコンソーシアムを形成し、企画から開発まで行う取り組み。生産者やブランディングの専門家といった市内事業者や徳島文理大学に加え、地域金融機関とも協力して昨年7月から開発を進めてきた。
 市の出身である発明家、平賀源内のモチーフを活用したPRを推進していることから、「桑」と平賀源内が開発した「エレキテル」と合わせて「クワキテル」と命名。「面白くもなければ誰も興味を惹かない」
 という想いのもと、飲んでみたくなるまか不思議な飲み物として、発信力の強い20〜30代の層をターゲットとし販売する。
 また、桑の葉の成分で、血糖値の上昇を抑制する効果に期待でき、カフェインを含んでいないことから、妊婦や子どもも飲めることが特長。
 同日、会場となったさぬき市ワイナリーには、大山茂樹市長はじめ関係団体が出席。発表会では同大学より水野貴之准教授が登壇し、商品の特長や開発までの道のりを発表する。
 大山市長は「何気ない日常の場面で〝クワキテル〟を飲む習慣を根ざし、よりさぬき市全体の活性化に繋げられるよう期待したい」
 と、笑顔を見せた。
 クワキテルは7月1日より、津田の松原SA、平賀源内記念館などで販売する。価格は270円(税込み)。



オリーブ地鶏誕生/県産品の更なる飛躍を

 香川県とオリーブ地鶏振興会(三島義之会長)は、平成26年より生産者と流通業者・行政等が一体となって開発してきた「オリーブ地鶏」販売開始に向けた発表会を3月27日、高松国際ホテルにて開催。
 同日、会場には来賓・飲食業者らを含め約180人もの来場者が足を運び、盛大に盛り上がりを見せていた。
 主催者挨拶にて浜田知事は「百貨店・スーパーなどで販売されるのみならず、ホテルや料理店で提供されることで、より多くの人に情報発信されるよう尽力していきたい」
 と燃える胸中を明かす。
 三島会長は「オリーブ牛・豚の流れがある中で、オリーブ地鶏が誕生したことはたいへん心強いこと。この度の発表会を機会に、全国へのPRを積極的に行っていきたい」
 と、力強く語った。
 試食会では、参加者は立食・ブッフェ形式にてオリーブ地鶏を使用した料理を味わいながら「さっぱり、すっきりした味わい」
 の声が挙がっており、新たな県産地鶏に期待を寄せた。
 オリーブ地鶏は、通常の鶏肉に比べて甘み成分「グリシン」が1.6倍、うまみ成分「コハク酸」が1.2倍高いのが特長。高松三越や県内の一部スーパーで販売を開始している。
 オリーブ牛・夢豚・地鶏という三種の神器が、県産品の更なる飛躍に繋がることに期待したい。



「将来の夢はこれだ」/ 子ども向け教育プログラム「ドリームシップ号出航式」大盛況

 親子で子どもの夢実現に向けた人生設計を考える教育プログラム「〈夢・志プロジェクト〉ドリームシップ号出航式」が4月1日、高松商工会議所で開かれた。この日参加した105人の小中学生らは、ワークシートを頼りに自分の夢を発見。終わる頃には、「僕は人気のある小説家」、「私は患者に寄り添うお医者さん」など明確な目標が次々と挙げられた。
 プログラムは企業経営者らを対象に、社員教育の考え方などを教える大坂塾塾長の大坂靖彦氏(非営利㈱ビッグ・エス インターナショナル社長)が考案。30年以上の企業経営のなかで実践してきた社員教育の手法と、これまで培ってきた人生設計のノウハウをベースに、子ども向けにリメイクした。親子との会話を通じてシートの質問項目を埋めるうちに、自然と自分の将来像(夢)が浮かび上がる仕組みになっている。
 昨年10月に岐阜県関市で初開催し大盛況。高松市で開かれるのは今回が2回目(実行委員長=黒川 保社長(㈲たも屋)、後援=高松市、同市教育委員会など)。今年5月にはドイツ・ベルリンでの開催も決まっている。
 この日、子どもらは、「はじめての友達」や「両親とよくした遊び」、「楽しくてやめられないこと」など、事前に家族と話し合って自己分析してきたシートをもとに、自分がなりたい或いは興味のある職業を親子で相談。最後のワークでは、「夢・志」の項目に具体的な目標(職業)を明記し、それを実現するために今後どんなステップを踏んで頑張るかなどを決意表明として書き込んだ。その後の希望者による発表では、それぞれの夢を皆の前で宣言。参加者全員にメダルが授与された。
 このほか、別室で保護者を対象にした大坂氏のミニセミナーも開催。講演で大坂氏は、「親が否定するばかりでは、子どもの発想力という大事な芽を摘み取ってしまう。今一度、子どもとの接し方を見直し、個性を尊重しつつ気付く力、考える力を育ててあげてほしい」と呼び掛けた。


高松空港4月に完全民営化/直前に期成会が総会、事業棲み分け

 高松空港が完全民営化される直前の3月30日、香川県庁で高松空港振興期成会(会長=浜田恵造知事)の総会が開かれた。民間委託に伴う今後の期成会事業のあり方をはじめ、今年度の事業計画などが話し合われ、結果、この日すべて可決された。
 これまで同空港は、滑走路や駐機場は国が、空港ビルは香川県などで出資する第三セクターが、それぞれ別に運営を行っていた。4月1日からは東京都の三菱地所㈱などでつくる特別目的会社「高松空港株式会社」(渡部哲也社長)が同空港の業務をすべて運営することに。
 これを背景に期成会の方針として、まず空港の利用促進や利用者の利便性向上に関する基本的な事業は原則、空港運営会社が行うとし、一方で路線の誘致やPR事業などについては、空港運営会社と期成会の両者で実施していくこととして棲み分けた。
 今年度の事業計画においては、同空港に就航している国内、海外各路線の航空会社の運航経費を引き続き支援する。路線等のPRは、新聞や雑誌、テレビなどの各メディアを活用して情報発信に努める。またこの日は新規会員に高松空港株式会社を迎え入れた。空港の民営化は、仙台空港に続く全国で2例目となる。