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補助金で“ものづくり”の可能性光る/「成果事例発表会・成果展示会」

 県内の製造業者らが国の補助金をつかって開発した新製品などをお披露目する「成果事例発表会・成果展示会」が9月29日、高松林町のサンメッセ香川であり、来場者に製品開発のきっかけや商品の魅力を伝えた。
 発表会は、香川県中小企業団体中央会(国東照正会長)の主催。昨年に続く2回目の開催となる。
 同会では、中小企業庁の委託事業として補正予算「ものづくり・商業・サービス革新事業」を推進。成長分野への参入などに積極的な県内のものづくり中小企業・小規模事業者らを対象に補助金を出し、試作品や新サービス、設備投資等を支援している。
 今回の催しには、平成25年度の補正で採択された企業が参加。ちなみに香川県の採択件数は182社(昨年89社)で、このうち、特に革新的な取組みにチャレンジし実績を上げた事業者として、7社が成果発表に挑み、23社がブースに試作・開発品などを持ち寄り展示した。
 この日の開会式で、はじめに香川県中小企業団体中央会の村井真明専務理事が、「補助金事業が県内企業の活性化に役立っているものと確信している。これからも新たなチャレンジを続けてほしい」と、期待を述べた。
 その後の発表会では、補助金を活用して新設備を導入し、これまでつくれなかった部品(試作品)の製造に成功、また既存設備と組み合わせた作業効率の向上ほか、受注拡大にもつながった話しなどがでた。
 7社による各発表テーマは次のとおり。※発表順
▼ 「小豆島の未利用資源オリーヴ葉を活用した高機能エキスの開発と商品化」日本ヘルシーランド㈱(小豆郡)
▼ 「映像制作とインターネットでの配信及びe-ラーニングコンテンツの制作」エフエム高松コミュニティ放送㈱(高松市)
▼ 「タデ藍酵素を利用した高性能染毛料の開発」㈲藍色工房(木田郡)
▼ 「アレルギーフリー(卵、乳製品、小麦粉未使用)の衣を使った瀬戸内産の『冷凍えびフライ』の試作・開発」㈱ホリ(高松市)
▼ 「厚物ベルト用高速組織の導入によって生産能力を増強し売上を図る。」丸善織物㈱(善通寺市)
▼ 「結婚式実施数の減少に歯止めをかける!当社独自の「文化財ウエディング」によるサービス革命の商品化」㈱ボープロジェクト(高松市)
▼ 「大型ベアリング製品の自動プレス加工技術の確立」山城金属㈱(丸亀市)


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