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香川の経済界トップ登場

【㈱百十四銀行】頭取 綾田裕次郎さん

〝一を聞いて十を知る〟。新頭取に対する周囲の評価は一致する。
自らの分析は「楽天家」。不透明な経済情勢の中ではあるが、周囲の期待をエネルギーに変えながら、厳しい時代の舵取りに全力を注ぐ。
「責任区間を全力で走り切って欲しい」。就任にあたり、渡邊智樹前頭取(現会長)からは駅伝を引き合いに出し、期待を込めて襷を掛けられた。
「人口減少など地域社会の課題は多く、マイナス金利政策も影響して経営的には厳しい局面だが、全力で職務を全うし、少しでも今より良い形に改善して次のランナーに襷を繋ぎたい」。言葉を選びながら先を見据える姿に、静かに燃える闘志が垣間見える。
同行では4月より中期経営計画がスタートしたばかり。従来も推進してきた〝カスタマーオリエンテッド〟をより明確に実践することが基軸だ。「収益という物差しではなく、地域のお客さまが望むこと、求めていることを解決できる組織づくり」をより強化していくもので、さきに設置した〝婚活デスク〟などは少子化の課題を抱える中にあって、まさに好事例と言えよう。

 


【香川県漁連協同組合連合会】代表理事 会長 嶋野勝路さん

6月20日の就任以来、取引先への挨拶回りで日本各地を巡った。猛暑の中での全国行脚となったが、海で鍛えた壮健な身体は、疲れを微塵も見せない。
「全国漁業協同組合連合会会長を務めた服部郁弘前会長の後任だけに、責任は大変重い。第一にトップセールスに取り組み、販売力強化に努めたい」と抱負を語る。
2年後に創立七十周年を迎える、香川漁連。その使命は、漁業経営の安定を通じて組合員の生活を守ること。そして、生活者に安全・安心な水産物を安定供給することにある。
「鮮魚を扱う我々にとって、最も大切なのは信頼。信頼は、膝をつき合わせる間柄から生まれるもの」と語り、電子メールなど通信手段が普及した現代だからこそ、職員には顔を見せる営業活動の重要さを説く。
同連合会では、新入職員研修を浜の現場を知ることから始める。新会長として氏も現場主義に徹し、営業をはじめ様々な最前線に立つ考えである。

 


【中讃ケーブルビジョン㈱】代表取締役社長 直井 工さん

四国化成工業㈱の常勤監査役を経て、4月に顧問として入社し、約二ヵ月の助走を経て6月15日に社長に就任した。中讃地区一市三町(丸亀・多度津・琴平・まんのう)でケーブルテレビ事業を展開する同社とは、不思議な縁で結ばれていたようだ。
30年程前に四国化成が事業の多角化を推進した際、30歳前後の中堅社員三名が担当となり、その一人に選ばれる。氏は「モスバーガー」のフランチャイズ加盟で、飲食の新規事業を推進した。
同社が入居するビルの一階にある、モスバーガー丸亀店は昼夜を忘れて運営に携わった思い出の場所だ。顔なじみだった中讃テレビ新入社員は管理職に成長し、共に社を盛り立てていく仲間として再会した。
「モスバーガーのCMでケーブルテレビに出演した時、お客様から『CMを見たよ』と声をかけて頂いた思い出が甦りました。地域と生活に密着した情報、ケーブルテレビならではのサービスを提供し、加入者のご満足と加入者数を高めていきたい」

 


【㈱穴吹トラベル】代表取締役社長 阿部有香さん

始まりは契約社員。1年半に渡って添乗員を務める中、持ち前の明るさと気さくな人柄、そして積み重ねてきた努力が花開き、穴吹グループ事業会社初の女性社長として3月30日付けで就任を果たした。
「男女問わず、のびのびとした就労環境で勤めてきた事もあり、特に『女性だから』という意識はあまり感じていません。それより今は『経営者』としての重責に身の引き締まる思いです」と、当時の心境を語る。
就任後も海外へ赴き、インバウンドへ向けた四国のPR活動に務めるなど奮闘の日々。
同社グループでの女性管理職は少なく、この度の辞令で女性社長としてのモデルケースになることに期待が寄せられることだろう。
26歳の時に同社ツアー企画が起ち上げられ、プロジェクト責任者として功績を残す。
その後も企画・営業にて現場を渡り歩きながら、積極的に幅広い業務を経験することによって、自らのスキルを確実に高めていった。

 


【平井タクシー㈱】代表取締役社長 三浦一也さん

この度のM&Aにより、三浦氏が同社の平井大資前社長より代表権をバトンタッチ、タクシー業界入り。トップに就任した。
当初は戸惑いや迷いもあったが、あなぶきトラベルでの26年間、営業一筋でやってきたこともあり、自身の経験を新たなステージで発揮できることに意欲を燃やしている。
「当面は、あなぶきグループと連携しながら業務を密なものにし、従業員の収入面の向上や職場環境の良好化にも繋げていきたい。
また、昨今におけるサービス業は至れり尽くせり。従来にはなかった新たなカラーを出していき、地域のお客様から愛される会社づくりに注力したい」
と力強く語る。
県内の上得意先を守りながら、新たな得意先の獲得を目指していく方向性だ。