6月25日号

将来世代を支える意識づくりを推進する企業を表彰する「将来世代応援企業賞」に㈱安岐水産(さぬき市 安岐麗子社長)が選出され、この度、香川県庁にて表彰式が開かれた。
同賞は、子育て支援ならびに女性や若者への支援に対し、独自性、先進性のある取組を積極的におこなう企業・事業所の活動内容を広く紹介することにより、経済界を始め、社会全体で将来世代を支える意識の醸成と環境づくりの一層の推進を目的としている。
今回、受賞した安岐水産は、2011年から相互支援や自発性精神の育成、組織運営力の向上を目的に、社内委員会活動を開始。社員だけでなくパートや外国人実習生も委員長を務め、委員会活動や業務でリーダーになる事、チームをまとめることなどを経験することで、従業員のスキルアップを図ってきた。
また、パート従業員からの正社員登用や、17年に「お魚生活すすめ隊」を結成し、地域と連携しながらお魚捌き方教室や食育ツアー、ビーチクリーン活動などの体験イベントを通じて魚食普及や海の環境保護などに取り組んでいる。
表彰式が開かれた県庁東館 香川県商工労働部長室には、安岐社長はじめ香川県商工労働部の寺嶋賢治部長等が出席。
寺嶋部長は「県においても『人生百年時代』として少子化対策に努める中、今後も御社とともに子育て支援・女性活躍推進に取り組んでいきたい」と述べ、安岐社長に表彰を手渡した。
表彰を受けた安岐社長は「弊社の拠点である津田町が過疎認定を受けるなか、地域で人々がイキイキと生活するために何ができるのかということを、引き続き社員一丸となって検討しながら前進していきたい」と謝辞を述べた。
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