6月15日号

香川労働局(友住弘一郎局長)は5月29日、仕事と子育ての両立に積極的に取り組む企業として、㈱ミトラ(高松市 藤井志保社長)を「子育てサポート企業」に認定し、「くるみん」認定通知書の交付式を高松市内でおこなった。県内での認定は60社目となる。
交付式は高松サンポート合同庁舎北館で開催され、同社の藤井社長に対し、友住局長から認定通知書が手渡された。
交付式に続き、「香川労働局長対談」を公開形式で実施。
藤井社長は「時流の流れに乗って会社も変わっていかなければ社員一丸となって経営することは難しい。女性従業員の選択肢を増やすため、自身の人生設計を見据えた環境づくりにも協力していきたい」と述べ、自社の取組内容や人材確保に向けた課題について意見を述べた。
「くるみん」認定は、次世代育成支援対策推進法に基づくもので、一定の基準を満たした企業が厚生労働大臣から認定を受ける制度。常時雇用する労働者が100人以下の企業には行動計画の策定などが努力義務とされているが、県内ではすでに11社が認定を受けている。
友住局長は「御社の取り組みが、地域全体の労働環境の向上につながる。今後も一層、くるみんマークを使用しながら女性活躍推進や多様な働き方の実現に取り組んでほしい」と述べた。
少子化が進行する中、企業の子育て支援への姿勢は採用活動にも影響を与える要素となっており、くるみん認定はその〝見える化〟として、今後さらに注目されそうだ。
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