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香川のキーパーソン

【日本公認会計士協会 四国会】会長 石川千晶氏

全国で女性では初となる、日本公認会計士協会の四国会会長として6月に就任。
就任当初の心境を伺ったところ、同協会の基盤が確立されたものであったことや、周囲の支えもあり、不安よりも今後の期待が大きかったと微笑みながら語る。
いきいきとした表情に、前向きで明るい人間性。世間で抱いている〝会計士〟という堅いイメージを忘れさせるかのような、非常に魅力溢れる人柄である。
「公認会計士の業務は、様々な企業に出向くことができ、いろんな人とコミュニケーションを図れることが魅力的」と目を輝かせる。
〝公認会計士〟は、まだまだ社会への認知度が不十分であり、如何にして〝なり手〟を増加させることが、業界の課題とのこと。

 


【医学療法研究所】 中井紀緒さん

19歳の時に美容業界へ。
国内における業界のイメージは、『美しさ』などの容姿的領域であるが、氏のコンセプトは『治癒力』を高めることに重きを置いている。
21歳の時に本場のエステを学ぶため、フランスへ留学する。
現地のエステは、美容のためではなく、健康を目的とし、多くの老若男女が利用していたことに驚きを隠せなかった。
生活習慣病を持つ利用者においては、一定の条件を満たすことで保険適用となることや、高齢者もリハビリを兼ねて頻繁に利用。現地のエステティシャンは一流ドクターと肩を並べるほど、フランス内でのエステの存在は偉大だったと目を輝かせて語る。


【㈱マキタ】 代表取締役社長 槙田 裕さん

2年前に開催された株主総会にて、現会長より次の任期でバトンタッチする旨を伝えられ、経営感覚を磨きながら、この度就任。
就任時の心境を伺うと、社内の平均年齢が33歳という若さ溢れるパワーに満ちていたことと、業務の工夫・改善により、更なる飛躍の可能性を感じていたことから、不安よりも将来への期待が大きかったと語る。
「一人で物事を考えることは、範囲や可能性に限界が出てくるもの。社員一丸となり、多くの知識と経験を重ね合わせながら、功績を出せる社風を創り上げたい」
『和衷協力』をモットーとし、社員一人ひとりが同じベクトルに向くことの重要性を大切にしている。
就任以降、国内に留まらず海外の取引業者へも挨拶回りを行う行動力は、将来を担っていく責任者としての自覚、そして覚悟を感じさせる。
誠実で謙虚。その胸に秘める熱い想いは、船用ディーゼルエンジン製造を通して、激動化する海運マーケットへの挑戦心に燃えている。

 


【㈱れおんキャリアーズ】 代表取締役 藤原奈緒美さん

母子家庭で苦学の末、地元の短大を卒業。地元企業にて11年間勤務し、取締役事業部長に就任。
その後、人材ビジネス大手の㈱テンプスタッフ(東京本社)に総合職採用。高松オフィスをはじめ4度の立ち上げ責任者を務める。
当時、管理職登用試験全国1位や営業成績上位賞を獲得するなど多くの実績を積み重ねた。以来、多くのキャリアを積み重ね、2010年に起業。昨年には法人化した。
現在、従来のキャリア教育事業に加え、ワークライフバランス・働き方・事業継承コンサルタント・営業コンサルタント及び企業研修講師・エグゼクティブ(経営者管理職向け)コーチングを主な事業とし、全国展開をしている。
ワークライフバランスコンサルタントでは、㈱ワーク・ライフバランス(小室淑恵社長)の加盟コンサルタントである。加盟コンサルタントとは全国約600名のコンサルタントの中から精鋭の一人として、選ばれるものでホームページにも顔写真が掲載され紹介されている。ちなみに、四国第1号でもあり、香川でただ一人のコンサルタントである。

 


【香川県信用組合】 理事長 川畑 貢氏

 長きにわたって理事長を勤め上げてきた国東照正現会長からバトンを受け、7月1日付で就任。
 「打診を受けてから一週間ほど悩んだ」が、この間に「地域の中小零細企業や個人を金融面でご支援し、ひいては地方創生に繋げていく」という組合の存在意義を再確認するうちに、沸々と使命感が込み上げて腹を決めた。
 信組は、一通りの金融商品やサービスを揃えながらも、一般の銀行などとは異なり、相互扶助の精神に基づいた、組合員制度による協同組織の金融機関であることが特徴とされる。
 百八十名の職員やその家族、三万八千人の組合員、また八万を超える取引先の期待を双肩に背負っての舵取りとなるが、「筋肉質の組織に転換を図り、安定的に成長しながら、地域密着型金融機関として香川の皆様のお役に立っていきたい」と、あくまで自然体で存在感を高めていく考えだ。