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売り手市場にインターン有効か /合同会社説明会「マイナビ就職EXPO 四国会場」

 エリア最大級の合同会社説明会「マイナビ就職EXPO 四国会場」が3月22日、高松市林町のサンメッセ香川で開催された。説明会は、総合情報サービス会社の㈱マイナビ(東京都千代田区 中川信行社長)が主催するもので、来年春に大学や短大、専門学校等を卒業予定の学生らを対象に毎年開催。同様のイベントは今年、全国14の会場でも行われている。
 この日、会場と四国4県の主要駅とをつなぐ格安のシャトルバスも運行。午前11時の開始とともに、今かと待ち構えた学生らが一斉に入場した。
 会場内は、大きく「理系エリア」「文理総合エリア」「高知の企業エリア」に区分。地元企業、大手企業併せて175社が参加し、その内7割が四国に本社を構える企業であった。会場へは1596人の学生が来場した。兵庫県の4年制大学に通う、地元が高松市の女子学生(21歳)は、「たとえ内定が一社二社とれても、よほど納得がいかない限りは続けるつもり」と張り切る。ここ数年、「就活バブル」と言われるほど学生側の「超売り手市場」が続いている。
 今年の就活スケジュールについて、企業の広報活動(企業説明会等)開始は3月1日以降、選考活動開始は6月1日以降としており、昨年と変更はない。
 マイナビの調査によると、来年卒の採用人数を「増やす(18.4%)」と回答した企業が、「減らす(9.9%)」を上回ったとしており、「今年はさらに(企業の)採用意欲が高くなった」と判断。また、今年は昨年と同じスケジュールでありながら、3月から企業説明会を開始した企業が増加、さらに面接も3月〜4月にはスタートすると回答した企業が増えたとしている。
 この調査結果から、学生は短期間で自分に合った企業を見付けなければいけないが、マイナビは、「早期から職業理解・企業理解を深めて就活に臨む学生と、そうではない学生の二極化が進む」と予想。加えて、企業側・学生側も「インターンシップの実施・参加が両者をつなぐ重要なカギになる」とみている。
 その傾向もあってか、陸運会社の採用担当者は、「今年はじめてインターンシップを導入したが、それに参加してくれた学生が関心を持ってブースに来た。今年は内定辞退者を減らせるかもしれない」と話していた。 
 次回、マイナビが主催する合同会社説明会「マイナビ就職セミナー 高松会場」は5月15日(土)、同会場の小展示場で開かれる。時間は13時〜17時。県内企業を中心とした35社が出展予定。問合せ等は下記まで。
TEL:087-881-9630(マイナビ香川支社)


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