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目指すは10万人の署名/市民の会、中間報告で6万6千人超

 地元の経済団体らでつくる「NPO法人高松城の復元を進める市民の会」(古川康造理事長)が8月31日、昨年から行っている署名活動の中間報告として、現時点で六万六一二二人の声が集まっていることを、高松商工会議所(高松市番町)で発表した。
 署名活動は、老朽化を理由に取り壊された高松城の天守再建には市民の声が欠かせないとして、昨年8月28日から実施。この日から2年間かけて10万人を目標に、高松市内の各所で活動を展開している。
 10万人に達した時点で提言書にして同市に提出し、後に文化庁との交渉に持ち込む。玉藻公園(高松市)に現存する「石垣」は文化財のため、その上に建築物を建てるには文化庁の許可が必須。交渉の際に市民の声が大きな力を発揮する。
 31日、同会議所に古川理事長をはじめ、署名活動に対し組織をあげて熱心に取り組む徳永孝明委員長(同会議所 高松城天守復元促進特別委員会)と、森田鉱一会長((一社)香川県建設業協会)が出席。3人は手を取り合い、10万人署名に向けた意気込みを新たにした。
 古川理事長は、「(10万人という)大きな目標だったが、手の届くところまできた。想定していた以上に市民の皆様の関心は高い。まだまだ進行形ではあるが、今後も働きかけを続けていくので是非ご協力をお願いしたい」と呼び掛けている。


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