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未来食堂店主・小林せかいさん講演/「無銭者でも食べられる」ユニークな仕組み紹介

 テレビ東京「カンブリア宮殿」に取り上げられるなど、数多くのメディアが注目する大人気の飲食店「未来食堂」(東京都千代田区)を開業した小林せかいさんを講師に招いたセミナーが11月18日、高松信用金庫本店(高松市瓦町)の会議室であった。小林さんは全国版の女性誌「日経WOMAN」(日経BP社発行)が、年間を通じて目覚ましい活躍を遂げた女性たちを表彰する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」の7つの賞のひとつ「食ビジネス革新賞」を受賞した今話題の人物だ。
 セミナーは、創業や社会貢献、地域ビジネスに興味を示す女性対象の実践型講座「キャリスタセカンド」(高松信用金庫主催)のプログラムのひとつ。セカンドは2015年から昨年にかけて、馬場加奈子社長(㈱サンクラッド)と高松信用金庫(蓮井明博理事長)が主体となって働く女性の活躍や女性起業家を後押ししてきた「キャリスタ塾」の進化版となる。今年は従来のキャリスタに加え、創業に必要な具体的スキルが身につくカリキュラムを盛り込んだ全4回の日程で10月から進めている。
 この日のセミナーには約60人が参加。小林さんが2015年9月にオープンしたカウンター12席の未来食堂は、渾身の日替わりメニュー1種類のため、店側も客側も無駄がゼロ。また無銭の人でも受け入れられるよう(未来食堂で)50分間の手伝いをすれば一回の定食が無料になる「まかない」、この「まかない」を経験した人に与えられる(定食)一食無料の権利を本人が放棄すれば「ただめし券」として他の誰かに譲れるというユニークな仕組みを導入している。
 講演で小林さんは、「経営」「財務」「販路開拓」「人材育成」という4つの観点から持論を展開。販路開拓の話では、リピーターの誰か一人が持っていれば、グループが何人だろうと全員割引になる、独自の割引券をつかった新規顧客の増やし方などを紹介した。その後、小林さんと馬場社長を交えた個別相談会もあった。
 このほか、一つ前の11月10日には、TBS「がっちりマンデー」に出演した際、「すごい女性社長」として紹介された藤田敏子社長が経営する惣菜販売会社・㈱クック・チャム(愛媛県新居浜市)の視察研修が行われた。


たかまつ政策プランコン/「アート」をテーマにした4人の社会人チームが大賞

 高松の未来をより良くするアイデアを競う「たかまつ政策プランコンテスト2018」(高松市主催)の最終審査会が11月11日、高松市ヨット競技場の会議室であり、「アート」に焦点をあてたプランを発表した4人の社会人チームが大賞に選ばれた。
 コンテストは昨年に続く2回目の開催。今年は香川県内3市5町に在住(或いは通勤・通学)する中学生から39歳までの幅広い若者を対象に募集し、結果的に高校生、大学生、社会人からなる全8チームが集まった。
 8月のキックオフを皮切りに、これまでNPO法人わがこと(大美光代代表理事)と同市役所職員らが率先して各プランをサポート。8チームは約3ヶ月かけて練り上げた政策プランを持って最終審査に挑んだ。
 同日、審査員の大西秀人高松市長をはじめとする三野 環社長(香川オリーブガイナーズ球団)ら4人と一般市民の聴講者を前に、高校生・大学生混在1チーム、大学生4チーム、社会人3チームがそれぞれプレゼンテーション。高松市の活性化につながる政策として、子育てや商店街、農業などに着目したプランが出された。
 栄えある大賞をとったのは、「市民が育てるアーティスト事業」と題したプランを発表した、4人の社会人チーム「K2FC PAINTING」。この政策(事業)を実行に移すことで、高松市が「アーティストの生まれる街」としてリブランドされる期待などを示した。総評で大西市長は、「どれも甲乙付け難いハイレベルなプランだった」と振り返り、大賞の決め手に「(アートの)人材育成に重きを置いていたところ」を挙げた。


県産素材を使用した甘酒ロールケーキ発売

 洋菓子製造・販売のパティスリーブラン(観音寺市坂本町7-1-1 代表 田中寿典氏)は「甘酒ロールケーキ」を11月6日より販売を開始した。
 同商品は香川県産品「おいでまい」の米粉と川鶴酒造㈱(観音寺市 川人裕一郎社長)の無添加黒粕大吟醸酒粕、㈱イヅツみそ(観音寺市 田中德兵衞社長)のさぬき白味噌を使用。ケーキづくり40年の経験を生かし、顧客の要望を常に追求しながら地元の素材と健康・美容をコンセプトに、研究を重ねて開発された逸品だ。
 スポンジケーキはふんわりと仕上げられ、しっとりしたクリームからはやさしい甘酒の風味が口いっぱいに広がっていく。程良い甘さであり、食後のデザートとしても楽しめることや、飽きを感じさせない風味は従来のロールケーキとはちがった魅力に惹かれることに違いない。
 同日、本店にて試食会を開催。開店とともに、多くの来店客から反響の声が挙がるなど好調なスタートを切った。
 田中代表は「美容・健康効果に期待されている甘酒を使用し、無添加で仕上げていることから、少しでもお客様の健康志向にお応えできれば幸い。
 また、県産品を使用した商品を開発したのは今回が初の試みであり、まずは多くの方にPRしていくことが当面の課題」
 と、燃える胸中を明かした。
 今後は本店にて販売を行いながら、丸亀店(丸亀市土器町東3-522)、豊中店(三豊市豊中町比地大2668-1)でも順次販売を開始していく。また、将来的には他県へ向けた冷凍発送やふるさと納税の返礼品としての利用も視野に入れ、地域貢献にも注力していくとのこと。
 料金は200円(1カット)、1000円(11.5㎝)、1500円(17.5㎝)。
 一方で、同店はケーキに模様やメッセージを描く〝パイピング〟の技術が非常に高いことから、顧客からも高い評価を得ている。高い技術と発想力による展開に今後も注目していきたい。
 営業時間は平日8時30分〜20時。日曜9時〜18時30分。
 □0875-23-1108


「美味しい国産チーズはいかが?」/弊社ライターの山本三紀、イベントスタッフに

 国産チーズの魅力を幅広く知ってもらうことを目的としたイベント「集まれ!コムラード さぬきジノモンtoチーズ」(同実行委主催)が11月11日(チーズの日)、高松市瓦町のレストラン・旭屋(木内千恵美オーナー)で開かれ、弊社ライターの山本三紀がイベントスタッフとして参加。世界大会で最優秀賞に選ばれたチーズを振る舞った。※写真=チーズを手渡す山本(手前)と坂上常務理事(奥)
 コムラード自体は、NPO法人チーズプロフェッショナル協会(東京都千代田区 本間るみ子会長)が2011年から都内を会場に毎年開催。チーズに加え「地元食材をつかった料理の魅力も」として、同実行委が企画する香川版は今年で3回目となる。
 今回はEPA合意で(輸入の)関税撤廃が決まったことを背景に、国産チーズを守ろうと、山本と坂上あき常務理事(同協会)が対応したブースに国の補助金事業が活用された。
 高松市出身でソムリエの山本は、弊社ライターとして活躍する傍ら先頃10月、同協会が「チーズの伝え手」として認める資格試験(チーズプロフェッショナル)に合格。これを機に、今年はじめてスタッフ側にまわった。
 同日、山本が振る舞ったのは、坂上常務理事が太鼓判を押す3種(長野県産×2、北海道産×1)の手作りチーズ。なかでも長野県の工房「アトリエ・ド・フロマージュ」が手掛けたブルーチーズは世界大会で一位を獲得した一品、2人は次々と訪れる来店者らに「受賞歴のある美味しい国産チーズですよ」と勧めながら笑顔で手渡していた。坂上常務理事は、「香川県は本当に食が豊か。イベントを通じてチーズの魅力に触れてもらえれば」と期待を寄せている。
 このほか、旭屋付近(高松信用金庫本店駐車場)では、所狭しと県内の飲食店ブースがズラリ。マリボーチーズをつかったオリーブ夢豚のハムカツやチーズの入った茶わん蒸しなどが販売された。
 終わりを待たずして完売した、モツァレラチーズとタマゴを組み合わせてつくられたオムライス(オキオリーブ提供)を口にした主婦は、「チーズとタマゴの相性が良くてフワフワ。とろける感じ」と目を細め、舌鼓を打っていた。