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丸亀市で高校生らが憲法について意見を主張/日本青年会議所

 5月3日の憲法記念日を前に2日、県内の高校生らが憲法について意見を述べる「高校生 憲法プレゼンコンテストinかがわ」が綾歌総合文化会館アイレックス(丸亀市綾歌町)であった。
 イベントは日本青年会議所の主催で、全国一斉に開かれたもの。昨年6月に国民投票の年齢が18歳以上に引き下げられる「国民投票法改正案」が成立したため、今回はじめて高校生を対象にした同コンテストを開催した。
 コンテストは、個人部門から3人、グループ部門から3組が参加。傍聴者ら約150人が見守るなか、憲法の前文や憲法9条(戦争の放棄)、13条(個人の尊重)、96条(憲法改正の発議)などを取り上げ、自分の考えを主張。特に9条についての意見が相次いだ。
 個人部門で発表に立った眞田千明輝さん(大手前高校2年)は、「日本がこれまで平和国家として成り立ってきたのは9条のおかげ」とし、安倍総理が集団的自衛権の行使容認を述べるなど、9条を変えようとしていることに対して、「戦争の構えを示していることと同じ。絶対に変えてはならない」と、強く主張。むしろ、「国際平和のためにも9条を全世界に広めるべき」と訴えた。
 審査の結果、個人部門の最優秀賞は植田将暉君(高松高校2年)、グループ部門の最優秀賞には丸山郁さん・西村操美さん(大手前高校2年)が選ばれた。
 9条改正の反対を訴えるユニークな劇でプレゼンを披露した丸山さん・西村さんペアは、「新聞をよく読んだり、本気で憲法について考えるきっかけになって良かった」と、笑顔で話した。


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