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一日で県内の四国霊場「23ヶ寺」を参拝/JTB中国四国

 大手旅行会社の㈱JTB中国四国高松支店(高松市鍛冶屋町 矢田博嗣支店長)は5月10日、特別企画「みんなでつなぐ歩き遍路」を実施した。
 同イベントは先頃、四国遍路が日本遺産に登録されたことを機に企画されたもの。県内にある四国霊場「23ヶ寺」(66番〜88番)をA〜G班の7つのグループ(参加者約80人)に分かれて協力し、約150㎞を一日かけて全て歩いて参拝した。
 約20人のグループ・B班では朝、75番礼所「善通寺」を皮切りに出発し、79番礼所「天皇寺」までを順に歩いてまわった。
 この日は先達も同行し、遍路に欠かせない白衣や笠、杖を紹介。また、弘法大師「空海」をはじめ、遍路で行われる参拝作法も丁寧に説明。
 各霊場で拝む際は手を合わせ、真言宗のお経「南無大師遍照金剛」を3回唱えるなどした。このほか、歩く途中に道端のゴミを拾う清掃活動もあった。
 高松市香川町から参加していた主婦(66歳)は、「車で遍路を一週まわったことはあったが、歩くのははじめて。不安が大きかったけど、無事に最後まで歩けて良かった」と、清々しい笑顔。先達を務めた豊嶋雅弘さんは、「またお遍路をしてみたいと思ってもらえるきっかけになれば」と、話した。
 同社高松支店ではここ数年、「JTB地球いきいきプロジェクト」と題した一般者が無料で参加できる地域貢献イベントを毎年実施している。今回の遍路ツアーもその一環。
 来年度も引き続き、また違ったテーマで開催を予定。


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