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海外バイヤーに県産食品を直接売り込み/香川県とジェトロ香川が食品輸出商談会開く

 県産食品の輸出を促そうと、県とジェトロ香川(高松市番町 平井利長所長)は9月15日、高松商工会議所会館で、アジア4ヶ国のバイヤーらを招いた「食品輸出商談会」を開いた。
 中小企業の海外展開を支援するジェトロ香川は、県から海外バイヤー招へい事業の業務委託を受け、2015年中にテーマが異なる計三回の商談会を開く予定としている。今回はその第一回目。
 同日、会場には4つのブースが設けられ、シンガポール、ベトナム、インドネシア、香港の、4ヶ国4人のバイヤーらと、県内の食品関係事業者18機関が商談に挑んだ。
 商談は一社につき40分という時間のなか、企業側は県産のコメや豆腐、ハマチの燻製、アイスクリームなどのサンプルを持ち寄り、商品の特徴や魅力を丁寧に説明。バイヤーらは「どのくらい日持ちするのか」、「原材料には何が使われているか」などの質問をしながら商品を手に取ったり、実際に味見をするなどして熱心に品定めをしていた。
 ベトナムでスーパーマーケットを経営しているという女性バイヤーは、「日本の食品はどれも品質が良く、信用度も高い。現地からの信用度は輸入を検討する一番の判断材料になる」と、今後の輸入に前向きな意見を話していた。
 ジェトロ香川によると、海外の販路開拓に目を向ける県内企業は昨今、増加傾向にあるという。食品に関しては、一次産品から酒や醤油、うどん、加工食品等々、輸出される商品の幅もどんどんと広がっているようだ。
 平井所長は、「今後もさらに輸出される商品の幅は拡大し、それに伴い品質も良くなっていくことが予想される」とみている。
 この商談会のほか、前日の14日には今回のバイヤーらが県内の食品工場や、青果実の圃場等を訪問する視察もあった。


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