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四国初「高松―香港線」就航/週3便スタート、9月からは4便へ

 高松空港(高松市香南町)と香港国際空港を結ぶ、香港の格安航空会社(LCC)・香港エクスプレスの定期航空路線が7月6日、就航した。
 高松空港発着の国際線は、ソウル(韓国)、上海(中国)、台北(台湾)に続く4路線目。香港との直行便は四国で初となる。
 このたび、香港線に使われる航空機は、最大180人乗りの「エアバスA320」で、火曜日、水曜日、日曜日に運航。新路線の人気は高く、予約が殺到している状況を踏まえ、9月2日からは金曜日を追加した週4便に増便することも決めている。
 この直行便を記念し、7月11日から香港エクスプレスのウェブサイトで片道運賃七千八〇円の特別チケットを販売中。来年3月25日までに渡航する利用者に適用される。
 同日昼、168人を乗せた香港線の初便が高松空港に到着した後、国際線の搭乗待合室で記念セレモニーが開かれた。式典には、浜田恵造知事と香港エクスプレスのアンドリュー・コーエン取締役兼最高経営責任者(CEO)ほか、観光関係者らが出席。
 はじめのあいさつで浜田知事は、「香港線の就航は香川県のみならず、四国全体の活性化に大きく貢献するものと考えている。高松空港の主要な国際線になるよう需要促進に努めていきたい」と期待。アンドリューCEOは、「香港エクスプレスは世界中から就航のリクエストをいただくが、香川県の熱心さを受け、すぐに高松空港の就航を決めた」と述べたほか、初便の高い搭乗率や、今後の予約状況にも触れ、「このままいけば、直行便を毎日運航したい」とも話した。
 その後、くす玉割りがあったほか、香川県がネーミングライツ(命名権)を取得した航空機に「さぬきうどん号」と名付けたことも発表した。「さぬきうどん号」の名前は中国語で「讃岐鳥冬」、アルファベットで「SanukiUdon」と表記されている。
 高松からの便には146人が搭乗。香港行きの初便を利用した女性は、「とにかく四国から直通で行けるので楽。値段も安いし、香港が身近に感じられるようになった」と、うれしそうに話していた。


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