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「大切に着ます。感謝」/サービス付高齢者向け住宅で「もったいないモノ交換会」

 家庭で使っていない、或いは今後使う予定のない古着などを持ち寄る「もったいないモノ交換会」が10月15日、サービス付高齢者向け住宅「アイ・エム・シー太田上町」(高松市)で開かれた。
 同施設では平成26年の開所以降、毎年この時期に地域イベントを開催している。今年は、片付け作業全般を得意とする、四国唯一の収育指導士・上原千鶴さん(高松市在住)と初コラボ。上原さんによると、片付けしようにも「もったいなくて捨てられない」「捨てるに捨てられない。誰かにつかってほしい」という声も多いことから「捨てない片付け術」として、この交換会のアイデアが頭に浮かんだという。
 同日、会場にはセーターやジャケット、子ども服などがズラリ。イベントに足を運んだ、ある女性参加者は、服を手に取り「これ可愛い」と口にしながらお気に入りを見付けて持ち帰っていた。
 出品物には、新しい持ち主、前の持ち主に向けてコメントが書き込めるタグ(紙カード)も貼付け。「娘のサイズが合わなくなりました。大事にしてください」、「大切に着ます。ありがとう」など、心温まるメッセージが数多く寄せられていた。上原さんは、「人と人がつながることで、みんなに喜んでもらえれば」と笑顔で話した。
 このほか、手相鑑定やマッサージなどが受けられるブースも出展され、参加者を歓迎した。


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