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11月10日を「希少糖の日」に/ドーム広場でセレモニー

 (一社)希少糖普及協会(高松市 近藤浩二代表理事会長=香川大学名誉教授)が11月10日を「いい糖の日」として「希少糖の日」に制定。(一社)日本記念日協会に申請を行いこのたび、登録されることになった。
 希少糖は、国際希少糖学会(何森 健会長=香川大学特命教授)が「自然界に微量にしか存在しない単糖」と定義している香川発の糖で、種類にして50以上ある。香川大学を中心に産学官が連携して研究を進めている。
 希少糖のなかでも「プシコース(アルロース)」と呼ばれる種類は、砂糖の7割程度の甘味がありながら、カロリーはほぼゼロ。食後の血糖値上昇や内臓脂肪の蓄積を抑えられるというデータもあり、医療や化粧品の分野などにも応用されている。
 希少糖を使用した商品化はシロップが初で、2012年に一般向けに香川県内で先行販売。2013年にはシロップ製造工場を本格稼働させて全国販売を開始し、これまで知名度をあげてきた。
 「希少糖の日」に合わせた11月10日、高松丸亀町壱番街前ドーム広場で記念式典が開かれ、浜田恵造知事や近藤代表理事会長をはじめとした関係者らが出席。制定を祝したバルーンテープカットが行われた。
 あいさつで近藤代表理事会長は、「希少糖の記念日がつくられることを心から待ち望んでいた。これを契機に協会も全国に向けての普及活動を強め、世界にまで発信していきたい」と意気込みをみせた。
 このほかの催しとして、希少糖含有シロップを使った菓子や料理の試食、販売などがあった。


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