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「企画や演出で選ばれる店に」/日本公庫高松支店で歓送迎会対策セミナー

 飲食店の集客につながるテクニックを授ける「歓送迎会対策セミナー」が2月21日、日本政策金融公庫高松支店(和田めぐみ支店長)で開かれた。
 セミナーは、飲食店の情報検索サイトを運営する「ぐるなび」(東京都)、居酒屋甲子園、日本政策金融公庫の共催。飲食店の経営者らなどを対象に、春の歓送迎会から今後の取組みについて考えてもらおうと企画した。参加者同士の交流を深めてもらうこともねらい。
 この日、定員を上回る約60人が参加。はじめに和田支店長が「セミナーの学びに加え、飲食店間のネットワークもつくってもらえれば」とあいさつ。3部構成で行われ、第1部のセミナー講師に、ぐるなびの渡邊元気氏が登壇した。
 渡邊氏は冒頭、飲食店を取り巻く環境の変化の一つに、スマホの普及拡大やIOT(モノのインターネット)の導入などデジタル化を挙げ、「これからは人とITの融合が飲食店経営に求められる」と説明。
 また、同社調べのデータをもとに、「送別会は3月下旬、歓迎会は4月の金曜日に集中する傾向がある。ここでしっかり席を埋められるかが大事」とし、満席にする一つの方法として、「集合写真の撮影や花束、主役向けの特別料理など、利用者が嬉しいと感じる企画や演出を用意すべき」と強調。この2つを提供していない飲食店も多いことから、「自店は何が出来るのかを明確にし、ウェブなどをつかって告知するのがベター。成功すれば誕生日会や記念日などに応用し、年間を通じた売上アップもねらえる」とアドバイスした。
 その後の第2部は、参加者同士が名刺交換などを通じて交流を図る時間に。第3部は、居酒屋甲子園理事長の細川雄也氏が講師を務める基調講演があった。


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