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㈱エスが就学前のキッズマナーを県下の幼稚園で初開催

 一昨年に四国初となる“キッズマナー”を立ち上げ、小中学校などでマナー研修を展開する㈱エス(高松市 内海加奈子社長)は、このほど香川短期大学附属幼稚園(綾歌郡宇多津町 廣瀬三枝子園長)において、県内では初となる未就学児へのキッズマナーレッスンを行った。
 この日集まったのは同園年長の35組の親子。「おはようございます! 」という挨拶や姿勢、身だしなみの大切さなどについて、内海社長の分かりやすい説明のもと、改めて親子で理解を深めあう良い機会となったようだ。
 春から小学生となる園児らは、「自分がされて嬉しいことをお友達や家族にしてあげて、自分がされて嫌なことはしてはいけないよ」という内海社長の呼びかけに「はいっ!」と元気よく返事。「人間関係で最も大切な、人を思いやる気持ちを小学校就学前に身に付けることはとても大事なこと」として、保護者らにも普段の家庭生活における挨拶の率先など、大切なポイントを説いた。
 この日のレッスンでは「ありがとう」など挨拶を笑顔で大きな声で言う練習や、遊んでいても講師の合図でサッと静かにすることなどを体験。食事にも話が及び、「生きているたくさんの命を頂いてみんなは大きくなるんだよ。だから牛さんや豚さん、そしてご飯を作ってくれるおうちの人に感謝して、大きな声で“いただきます”って言って残さず食べようね」と優しく説明した。
 内海社長は「これを契機に、子供だけでなく保護者の方も挨拶やマナーの大切さに気付いていただき、家庭でも習慣になれば、子ども達が学校や社会で良い人間関係を築いていく第一歩になる」と話し、立ち会った廣瀬園長も「保護者の方や私たち教員にとっても改めて気付かされることが多かったはず。春から小学生という最高のタイミングで、収穫の多いレッスンを園児たちに提供できた」と感慨深げに話していた。問合せ090−8576−3470(内海社長)


特別仕様のベビーシューズ、ブータン王子に寄贈/ツタエル尾田美和子代表が知事訪問

 伝統工芸のプロデュース会社「tsutaeru(ツタエル)」(高松市屋島西町)を展開する尾田美和子代表が昨年12月22日、在東京ブータン王国名誉総領事館(東京都千代田区)を通じてブータン王国の王子に、西陣織を使用した特別デザインのベビーシューズを贈呈。これを報告しようと尾田代表が2月16日、県庁に赴き、浜田恵造知事のもとを訪ねた。
 同社は2016年4月、三豊市三野町のベビーシューズメーカー「丸栄㈱」(亀井良二社長)と協力し、西陣織とベビーシューズを組み合わせた、赤ちゃんが生まれてはじめて履く靴「ファーストシューズ(お初履き)」を開発。普段は七宝柄のブルーとピンクの2色で、サイズは12㎝に統一。東京をはじめ主要都市の百貨店ほか、インターネットで販売している。
 幸せの国・ブータン王国では織物文化が盛んなうえ、2月生まれの王子には、世界中から縁起の良い贈り物が届けられる。そのなかで昨年2月5日、同国第5代国王に王子が誕生した。これらタイミングも重なったことから、「西陣織とモノづくり企業の技術を世界にも」と考えた尾田社長が同領事館に懇願。昨年12月22日、帝国ホテル東京(東京都千代田区)で、来日した在インドブータン王国・ナムゲル大使にシューズを手渡した。この後、同大使から王子へ贈られる形に。
 王子に贈ったシューズは、プレミアム感満載の金糸をふんだんにつかって同国を象徴する「龍」を西陣織で表現。デザインは、世界遺産の龍を描く画家・塩谷榮一さんが手掛け、生地は西陣の老舗織屋に依頼した。
 サイズは、通常より大きめの13㎝。亀井社長は、「今回の特別シューズは、日本人赤ちゃん711人の足の形を測定して足型をつくった。おそらく王子にもフィットしているはず。そこには自信がある」としている。
 県庁に赴いた日、尾田代表が特別シューズを持ち込み、浜田知事に靴の特徴ほか、贈呈の経緯などを説明した。浜田知事は、シューズを手に取って確認しつつ、「これからの活躍にも大いに期待したい」とエール。尾田代表は、「全国的に有名な西陣織をキーワードに、香川県のモノづくり企業の素晴らしい技術をもっと前面に出していければ」とコメントした。


ハンガリーの理解深める/香川EU協会と香川経済同友会がリーガホテルで会員交流会

 香川EU協会(西川隆治会長)と香川経済同友会(下村正治・竹内麗子両代表幹事)が共同で2月15日夕、ハンガリー出身のチェレシネーシ ラースローさん(四国学院大学教授)をゲストに招いた会員交流会を、リーガホテルゼスト高松(高松市古新町)で開いた。
 交流会は、EU加盟国の紹介を通じて、EUをもっと身近に感じてもらおうと毎年開催。12回目となる今回は、ヨーロッパのほぼ中央に位置する「ハンガリー」をテーマにもってきた。
 この日、両会員から約50人が出席。はじめに西川会長があいさつし、ラースローさんは講演で、ハンガリーの歴史を中心に解説した。
 その後は交流会があり、ハンガリーワインも振る舞われるなどして会員間の仲を深めた。


求人倍率3倍、人材確保急務/高松市国分寺町で「看護の就職面接会」

 看護の仕事に就きたい人を対象にした就職面接会が2月15日、香川県看護協会看護研修センター(高松市国分寺町)であり、求職者は自分の条件に合った職場を熱心に探した。
 同面接会は、(公社)香川県看護協会やハローワーク高松などが主催するもので、今回2回目となる。
 この日、会場には、県内の病院や福祉施設など約40の事業所が参加し、採用担当者はブースに訪れた求職者に、職場環境や夜勤の有無などを丁寧に説明した。求人票をじっくり確認していた求職者からは、「仕事自体はどこも大きく変わらないと思うので、やっぱり給料面が気になる」とする声があがった。
 香川労働局の発表によると、看護分野の有効求人倍率は3.1倍(昨年11月時点)に上るとしており、慢性的な人手不足が続いている。ある採用担当者からは、「職員が年々高齢化し、体力的に夜勤を外してほしいという要望も増えている。早急に若い人材を入れたいところ」と焦りを隠せない様子だった。
 このほか、面接会前には、社会保険労務士が働きやすい職場づくりを教える求人者向けセミナー、加えて、県看護協会の中村明美会長が看護の魅力を語る求職者向けセミナーもあった。 


「大型観光キャンペーン」間もなく開幕へ/四国の宿泊者数、対前年比10%増目指す

 四国4県とJRグループ6社が手を組んで開催する大型観光プロモーション「四国デスティネーション・キャンペーン 以下、DC」。4月1日〜6月30日まで実施されるこの期間中、全国のJR駅構内などで4県の観光素材を集中アピールし、四国に訪れる観光客を誘う。
 四国が会場に選ばれるのは14年ぶりの5回目。2月14日、開幕にあたっての共同会見がJRホテルクレメント高松(高松市サンポート)であり、4県の知事や副知事と、JR四国の半井真司社長らが出席。4県を代表し、事務局を務める四国ツーリズム創造機構の松田清宏会長は、「DC期間中(3ヶ月間)の四国の宿泊者数を、対前年比10%増にしたい」と意気込みを述べた。
 キャッチフレーズは、四国4県を周遊しながら楽しんでほしいという願いを込めた「しあわせぐるり、しこくるり」とし、「学・観・遊・心・食」の5つのテーマに分けて観光素材を魅せる。
 3月上旬からは、全国のJR主要駅で、四国内の観光情報や、期間中に開催される特別企画・イベント情報等を掲載した「ガイドブック」(約60万部)を並べるほか、四国各県の特徴を捉えたポスターも掲示するなどして、全国から足を運ばせるきっかけをつくる。DCに伴う個人・団体向けの旅行商品も販売していく。
 また、DCの開幕に合わせ、4月1日から土・日・祝日を中心に運行する、新観光列車「四国まんなか千年ものがたり」が、多度津・善通寺・琴平駅〜大歩危駅間を1日1往復する。車内では、香川・徳島の地元食材をつかった料理の提供もある。期間中は、月・金曜も走らせる(4月3日の月曜は運休)。
 香川県の特別企画としては、金刀比羅宮(仲多度郡琴平町)に所蔵する、普段は見られない重要文化財や、重要民俗文化財、指定文化財を期間限定で公開する。JR四国高松駅の弁当売り場では、4月1日から期間いっぱい、DC開催を記念した駅弁を売り出す。
 会見に出席した浜田知事は、「また四国に訪れたいと思っていただけるよう、観光客をおもてなしの心で温かく迎えたい」とコメントした。