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丸亀町商店街で「カーシェアリング実証実験」/日産の電気自動車2台を組合員に

 高松丸亀町商店街振興組合(古川康造理事長)は4月上旬を目処に、日産自動車㈱から3年間無償で借りた2台の電気自動車「e−NV200」をつかって「カーシェアリング実証実験」をはじめる。車は106の組合員向けに無償で貸し出し、商品の納品や配達などに活用してもらう。
 このたび、街中の居住促進に工夫を凝らす同組合が、日産自動車の実施する「電気自動車活用事例創発事業」に応募し採択。今後の商店街再開発事業のひとつに電気自動車のカーシェアリングが組み込まれていて、限られた時間のなかで車のメリットデメリットを洗いだす。ゆくゆくは一般者向けの貸し出しも行いたいとしている。
 車2台は充電スタンドも備えた丸亀町営北駐車場に保管。必要に応じて選べるようバンタイプと乗用タイプがある。任意保険は同組合への会費という形で組合員が負担する。
 3月16日、そのオープニングセレモニーが高松丸亀町壱番街ドーム広場で開かれ、式典に出席した佐竹伸一部長(日産自動車日本営業本部中四国カンパニー)から古川理事長にレプリカキーが手渡された。


「人も施設も絶対に変われる」/高松国際ホテルで川六の宝田圭一社長が講演

 県内外で5つの宿泊特化型ビジネスホテルを展開する㈱川六(高松市百間町)の宝田圭一社長を講師に迎えた「香川県プロフェッショナル人材戦略セミナー」が3月14日、高松国際ホテル(高松市木太町)で開かれ、宝田社長は、「やり方次第で人も施設も絶対に変われる」と強調した。 
 セミナーは、地域と企業の成長戦略実現を手助けする「香川県プロフェッショナル人材戦略拠点」の主催。平成27年12月に開設し、これまで多くの企業から人材に係わる相談を受け、プロフェッショナル人材のマッチング支援を進めている。今回のセミナーはその一環。
 この日、会場には企業経営者らなど約90人が参加。はじめに大熊智美課長(香川県政策部地域活力推進課)と、梅澤秀樹マネージャー(香川県プロフェッショナル人材戦略拠点)が、それぞれプロフェッショナル人材事業や同人材戦略拠点の活動内容について説明した。
 その後、宝田社長が登壇し、「人も施設も輝き出す川六の仕組み」と題したテーマのもと講演。宝田社長は、経営難に陥っていた川六を見事再生させ、軌道に乗せた改善事例を中心に紹介。「特別難しいことに挑戦したわけではありません。挨拶と掃除、電話対応を社員に徹底してやり続けました」とし、加えて、「今はお客様のちょっとした声もクラウドサービスをつかって全社員とタイムリーに共有しています」と解説した。
 また、社長と社員がコミュニケーションをとる重要性も訴え、「これが円滑になれば、お客様へのサービス改善にもつながる」と主張。一方、社員に対しては、社員同士で感謝の言葉を贈り合う「ありがとうカード」を取り入れ、数に応じて賞与に反映させ、モチベーションを上げていると説明。「得た利益はお客様と社員にどんどん還元する。これが私の理想」とした。


ついにでた、「プラチナくるみん」/香川県内初は「医療法人社団五色会」に決まる

 香川労働局(高松市サンポート 辻 知之局長)は2月8日、仕事と子育ての両立を推進している優良な企業(子育てサポート企業)の証である「くるみん」のさらに上をいく「プラチナくるみん」において、医療法人社団五色会(坂出市加茂町 佐藤 仁理事長)を認定した。香川県内でははじめてとなる。
 厚生労働省の制度「プラチナくるみん認定」は、平成27年4月1日から開始。「くるみん認定」の基準(9項目)にプラスアルファした要件を満たす必要があり、かなりの難関とされる。
 「プラチナくるみん」を目指すには、すでに「くるみん」を持っていることが条件で、香川県内では30社(2月末時点)が取得している。「プラチナくるみん」も「くるみん」と同様、マークを商品や広告、求人広告に載せることができ、PR効果で優秀な人材を確保しやすくなるなどのメリットを生む。
 香川県内第一号の五色会は、▼法人内で職員が利用できる事業所内保育園の設置、▼一人の男性従業員が92日間の育児休業を取得、▼子どもを出産した女性のうち1歳の誕生日まで継続して在職している人の割合が100%、▼病院に申し出て、業務に支障がなければ中学校就学前の子どもと同居する職員にも育児短時間勤務制度の適用、等々の取組みや実績が高く評価された。
 3月15日、認定書の交付式が香川労働局の局長室であり、辻局長から佐藤理事長に認定書が手渡された。式で佐藤理事長は、「どうしても病院は過酷と言われる看護師が中心。職員の要望をしっかり反映できるルール(制度)をつくり、働きやすい職場環境を整え維持したい」と話した。


女性ら「美」に興味津々/玉藻公園の披雲閣で美活イベント

 「春はお城で美活」と題したイベントが3月12日、玉藻公園(高松市玉藻町)の披雲閣「蘇鉄の間」であり、参加した和装の女性らは、付け爪や耳つぼマッサージを体験するなどして「美」を追求した。
 イベントは、多くの女性に楽しんでもらおうと、さらだくらぶ料理教室(三豊市詫間町)の前山由美子代表(フードコンサルタント)が周囲に協力を呼び掛け開催。徳島県を皮切りにはじめたもので、今回は「開運」をテーマに第5回目となる。披雲閣で行うのははじめて。
 この日、蘇鉄の間には、約10のブースが出展。付け爪や耳つぼマッサージ、アロマセラピーの体験ほか、整理収納に関するアドバイス、お洒落な手作りバッグの販売、花を題材にしたワークショップなどが催され、ブースに訪れた女性らは興味津々で詳細を確認していた。主催のさらだくらぶ料理教室からは、砂糖や小麦粉、乳製品等を使わずしてつくった酵素スイーツ(トリュフ)も入った手作りの開運弁当(おせち料理)が振る舞われ、完売した。
 前山代表によると、好評のため、第6回目の開催も検討しているという。


東日本大震災から丸6年、犠牲者の冥福祈る/瓦町FLAGで追悼

 「あの日を忘れない」。2011年3月11日に発生した東日本大震災から丸6年が経った3月11日、瓦町FLAG(高松市常磐町)8階の高松市市民活動センター情報交流スペースで追悼イベントが行われた。
 追悼イベントは、NPO法人東北ボランティア有志の会香川(藤井節子代表理事)と、香川モーターサイクル防災機動ボランティアの主催。震災を忘れず、香川県からできる継続支援を改めて考えようと企画した。
 同日、東北ボランティア有志の会香川の担当者から福島県と岩手県、宮城県ほか、昨年4月に地震に見舞われた熊本県にも駆けつけ、瓦礫の撤去作業はじめ、仮設住宅や復興住宅でうどん教室を開くなど、これまで行ってきた活動内容を報告。その後の14時46分ジャスト、参加者全員で黙祷(もくとう)し、犠牲になった多くの人らの冥福を祈った。
 また、香川モーターサイクル防災機動ボランティアの担当者からは、「人や荷物を積んで、少ない燃料で狭い道や悪路を走行できる」というモーターサイクル(バイク)ならではの機動力を活かしたボランティアへの関わり方や期待等が紹介された。
 このほか、同施設2階では、東北と熊本県の現状を写真付で解説したパネル展もあった。