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㈱パン・アキモトの秋元社長招き、共同セミナーを開催

 高松信用金庫(蓮井明博理事長)、中小機構四国、中小企業大学校関西校共同セミナーが2月7日、同金庫研修センター(高松市前田西町)にて開催された。
 講師には㈱パン・アキモトから秋元義彦社長を招き、商品開発の経緯からビジネスモデル構築などを発表した。
 また、成功に至る重要なポイントについて、武蔵野大学教養教育リサーチセンター客員教授の竹内利明氏のコーディネートによる対談も含め、同社の魅力ある経営に迫った。
 セミナーでは、同社が販売する非常用食品『救缶鳥』を世界の飢餓に苦しむ人々に義援するプロジェクトの発足までの道のりを熱弁。
 同プロジェクトは、同商品を市場への販売から一定期間が経った在庫を、回収後にNGO等へ送ることで貧困に苦しむ国へと輸送するといった、同社が発案した企画。
 プロジェクトを形とするまでの軌跡として、自社からの一方的な要求ではなく、パートナーとなって取り組むことへの意義や、メリットを業者に伝えることで、他社との連携を実現させた事例など、懸命に努めてきた氏の情熱がセミナーを通じて来場者の心を揺さぶっていた。
 また、過去に起きた同社の危機についても振り返る。苦悩の中、社員から背中を押されたことによって前進できたことに感謝する場面もあった。逆境の中、氏の粘り強さと、巧みな交渉力が将来へ結びついたのだと感じられた。
 その後行われた竹内氏との対談では、来場者から取りまとめた質問事項に秋元史が応える。『人を大切にする経営』として、「日々の社員の雰囲気はどうか」
 という質問に対しても、社員への意志疎通を図ることで、隔てがない職場づくりに努めているとのこと。同席していた同社社員の明るい表情からも、同社の良好な職場環境が伺えた。
 独創性ある同社の取り組みや、人を大切にする経営姿勢が、今後とも県内においても波及効果をもたらすことに注目していきたい。



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