香川大学（筧 善行学長）工学部はこの度、同学部キャンパスにて「先端工学研究発表会２０１８」を開催した。
　同学部は昨年10月に創立20周年を迎え、今年４月には次世代型工学系人材を育成する新設学部「創造工学部」として新入学生を迎え入れる。
　同日、創立20周年の感謝と創造工学部の紹介、地元機関から見た工学部ショートスピーチ、研究機関合同パネル展示、企業向け技術相談会、ＴＯＰ情報相談会が行われた。
　開会に先立ち筧学長は同学部の沿革やこれまでの実績、新学部の概要を説明し、今後の新学部スタートの機運を盛り上げた。
　長谷川修一学部長「就職率は非常に良いが、地元への就職者は約四分の一と、今後は更に地域貢献していく必要がある。
　新学部では、数理的処理やコミュニケーションなど基本的な能力に加え、デザイン思考能力とリスクマネジメント能力を横軸とした教育を行っていく」
　と語った。
　その後、工学部創立20周年・創造工学部新設講演会、研究機関合同パネル展示等が開催される。地元企業や自治体が抱える課題やニーズを把握し、解決へ導いてきた同大学への期待の声が地元経済団体からも挙げられた。
　20周年という節目と新学部への転換を迎える香川大学の快進撃に注目していきたい。