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もっと交通ルール意識して/ 香川経済同友会ら、JR高松駅で安全呼び掛け

 香川県内の企業経営者らで構成される(一社)香川経済同友会(下村正治・竹内麗子両代表幹事)や県警本部などが手を組み11月3日、JR高松駅で交通安全を呼び掛ける啓蒙活動「香川スマートドライバーキャンペーン」を行った。
 キャンペーンは、香川県民の交通安全に対する意識向上を図ろうと平成23年から毎年秋に一回実施。今年で6回目。ドライバー一人ひとりが第三者に配慮する気持ちを高めることで、交通事故を減らしていくことがねらいだ。
 この日14時、高松駅内に記帳台を設け、同会の会員企業らが手分けし、「どんな些細なことでもかまいません。記入をお願いします」と街行く人らに呼び掛けつつ、交通安全を誓う宣言書を配布。多くの人らがそれに応じ、身に覚えがある経験を振り返りながらペンを走らせた。
 宣言書は16時まで近くの掲示板に張り出され、「黄色信号は止まります」「速度を守ります」「早めにウインカーを出します」「車間距離をとるよう心掛けます」などの意見多数。また、歩行者側からは、「歩きスマホをやめます」「手を挙げて横断歩道を渡ります」「自転車を乗るときは早めにライトを点灯します」などの誓いがあった。
 「横断歩道を渡るとき赤信号なら止まります」と記入した、丸亀市の女性(64歳)は、「ダメだって頭では分かっているけれど、急いでいたら車も来てないしいいやと思って渡ってしまうことがある。でも今日は紙にも書いたし、これから意識していこうと思う」と、気持ちに変化が表れた様子だった。
 県警本部の担当者によると、香川は死亡事故の多い県として知られるが、道路密度、道のつくりからして、もともと交通事故が起こりやすい要素を持っているという。「決して県外の人より安全への意識が低いわけではないが、その分、注意が求められる」と指摘している。
 このほか、同駅前広場では、県警音楽隊による演奏や、県警のマスコットキャラ、企業のユルキャラも登場するなどして見物人を楽しませた。 


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