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「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」8人決定/㈱サンクラッドの馬場加奈子社長選ばれる

 日経BP社(東京都港区)が毎月発行する、女性のキャリアとライフスタイルを応援する女性誌「日経WOMAN」はこのたび、各界で目覚ましい活躍を遂げた女性を表彰する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」の受賞者8人を決定。このうちの一人に、香川県の㈱サンクラッド(高松市上之町)の馬場加奈子社長が選ばれた。
 馬場社長は、一人で3人の子育てをしながら2011年、学生服のリユースショップ「さくらや」を開業。子どもらが成長するにつれ、制服がすぐに合わなくなり、「もっと気軽に安く学生服が手に入ればいいな」という自身の経験をもとにビジネスモデルを考えついた。
 子どもの卒業などで使わなくなった学生服を買い取り、手直しして格安で販売する。ネームの刺繍をほどく作業は、県内の障がい者施設に委託するなどして地域のビジネス創出にも貢献している。
 この事業は開業後、各地の母親から「私の町でも」と次々とニーズを掘り起こし、現在は宮城県から熊本県まで、全国の母親20人が、さくらやパートナーとして各地域で拡大している。
 12月2日、東京ミッドタウン(東京都港区)で表彰式があり、馬場社長は、「子育て家庭応援ビジネス賞」として表彰された。馬場社長は、「誰からも商売として成り立たないだろうと言われていたモデルが、全国のお母さんに共感されるビジネス展開になってうれいしいです」とコメント。
 ちなみに大賞は、今年メガヒットを記録したアニメ映画「君の名は。」の宣伝プロデューサー・弭間(かずま)友子さんだった。受賞者紹介や審査結果は、12月7日に発売する「日経WOMAN 1月号」に詳しく掲載される。
 今後、サンクラッドは、デザインが変わったり補修ができなかったりと、どうしても店で売り物にならない学生服を、ポーチやカバンにリメイクして自宅に発送する新事業「さくら女子」を、来年2月からスタートさせる予定だ。


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