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北野監督「粘り腰や気持ち負けない」/カマタマーレ讃岐、今シーズン開幕前に出陣式

 プロサッカー・J2(2部)のカマタマーレ讃岐が2月8日夜、今シーズンの開幕を前に高松国際ホテル(高松市木太町)で出陣式を開き、スポンサーやファンらと交流を深めるとともに、一つでも高みを目指して一戦一戦交えていくことを誓った。
 讃岐の昨シーズンの成績は、J2リーグ22チーム中の19位。J1(1部)に昇格できる可能性のある6位以内を目標に戦ってきたが、思うような流れを掴めず苦戦し、逆に11月19日のシーズン最後の試合結果次第でJ3(3部)に降格する可能性もあった。
 下位2チームが降格するルールにおいて、結局最後の試合(対名古屋グランパス戦)も敗れはしたが、同時に20位と21位のチームも「勝ち」には至らなかったため順位に動きはなく、この瞬間にJ2残留が確定した。
 同日の式で、北野 誠監督は、6位以内について「昨年はとんでもないことを言ってしまった」と言葉を詰まらせたが、「ただこれまで培ってきた粘り腰や気持ちは、他のチームに負けない」とし、「皆さんの力も借りながら(チームを)良い方向に変えていきたい」と決意を新たにした。 
 今シーズンのスローガンは、「讃岐ノ力 共闘」。キャプテンの高木和正選手(MF)を筆頭に、9人の新メンバーを迎えた新体制でこれからの試合に挑む。
 また新ユニフォームの胸部は、「神内ファーム」が外れて「レクザム」に。このほか背中はマルナカ、背中裾は潮製作所、左袖はタダノ、パンツは百十四銀行。トップスポンサーである各々の会社ロゴが入っている。
 冒頭のあいさつで、昨年12月に讃岐の代表取締役に就任した川村延廣氏は、「財務基盤を強化するカギは、入場者数の増加」としたうえで「香川県民全員が讃岐を香川の誇りと思ってもらえるクラブづくりに精進したい」と抱負を述べた。続いて、来賓として出席した浜田知事は、「春からずっと上位をキープし、ここぞというところで勝ち点3を積み重ねていただければ」と激励の言葉を贈った。
 讃岐の開幕戦は2月25日(日)。ホームのPikaraスタジアム(香川県立丸亀競技場)で、「アルビレックス新潟」と対戦する。


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