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四国地区で優秀賞に選ばれた高校生らがビジネスプラン発表/香川県から観音寺一高

 日本政策金融公庫四国創業支援センター(佐藤公昭所長)が3月18日、四国内の高校生らを招集したビジネスプラン発表会を、高松市ヨット競技場で開いた。
 日本政策金融公庫がはじめた、全国の高校生がビジネスアイデアを競う大会「創造力、無限大∞高校生ビジネスプラン・グランプリ」。今年度の第5回目には全国385校(総数3247プラン)が参加し、今年1月、絞り込まれたファイナリスト10組がプレゼンに挑んだ最終審査会が東京都内で開かれた。
 発表会は、今回の大会で優秀賞として選ばれた四国地区の高校生らを招待して初開催した。この日は5つの高校(香川県1校、徳島県1校、愛媛県2校、高知県1校)が参加。地域や社会の課題解決をテーマに、各校で試行錯誤しながら考案したユニークなビジネスプランが紹介された。
 香川県からは、県立観音寺第一高校が上位100位内(ベスト100)にランクイン。タイトルは「高齢者 ドライバー革命」で、発表では高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違い事故に着目し、ドライバーが車に乗れる能力があるどうかを自身でテストできるアプリの実用化を提案した。
 また、準グランプリに選ばれた長浜高校(愛媛県)は冒頭、海水魚のカクレクマノミがイソギンチャクに刺されない理由を解明したことを報告。「(刺されない理由は)マグネシウムの濃度にあった」として、この大発見をイソギンチャクの仲間であるクラゲに応用しても的中。この実験結果を踏まえ、海水浴客やサーファー向けにマグネシウムがたっぷり含まれた「クラゲ予防クリーム」を開発したプランを発表した。ちなみにこの大発見は、世界からも高く評価されている。
 その後、起業家の講演に、ソーラーパネル清掃ロボットを開発・販売する㈱未来機械(高松市)の三宅 徹社長が登壇し、大学院在学中に現会社を設立したことなどを説明。高校生から、「将来起業するうえで、今何をすべきか」という質問があがると、三宅社長は、「とにかく好きなこと、面白いと思うことは周りを気にせず何でもやってみること」などアドバイスした。


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