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勇心酒造の新社屋が完成

 米由来の成分である「ライスパワーエキス」を配合した基礎化粧品、医薬部外品などを自社ブランド、OEMにより流通する勇心酒造(綾歌郡綾川町 徳山 孝社長)は、このほど同所で新社屋を竣工。
 建築面積は約1,300㎡で3階建て。レンガ&石造り調に仕上げ、歴史ある醸造研究所をイメージした外観が特長。
 本社3階をセキュリティエリアとし、役員室と研究部門が入居。同社の一番の武器である開発力と意志決定部門をワンフロアに集約したことで、さらなる研究のスピードアップが期待される。
 1階は接客スペースと会議室、事務所フロア。エントランスホールには化粧品や日本酒など自社商品群の展示販売コーナーも設置している。
 2階には商品開発と営業部門が入居し、社員のコミュニケーションスペースも確保した。


県内の経済団体に雇用拡大や職場環境の改善を要請/県、香川労働局など

 県や香川労働局などは6月4日、求人の確保や拡大、職場の環境改善等の協力を求めようと県内の経済団体を訪ねてまわった。
 この日は県や香川労働局、県教育委員会、経済産業局の4機関の代表者らが一団となり、県商工会議所連合会をはじめ県経営者協会、県商工会連合会、県中小企業団体連合会の4団体を順に訪問。正社員の求人拡大や、若手社員の早期離職を食い止める職場環境の改善ほか、女性の活躍を促すことなどが記載された要請書を提出した。
 県内の雇用情勢は改善傾向にあるものの、正社員の有効求人倍率は1倍を切っているという。また、職場に馴染めず早期離職する若手社員が多いことも明らかにしている。


四国で大型観光キャンペーンの開催決まる/推進委員会を立ち上げ、高松市内で初会合

 地元自治体やJRグループ6社などが手を組んで実施している大型観光キャンペーン「デスティネーションキャンペーン(DC)」の四国開催が3月末に決まった。四国4県で実施されるのは14年ぶりの5回目。
 開催期間は平成29年度4月〜6月の三ヶ月間。全国のJR駅や列車内にポスター等を吊り下げるほか、ガイドブックを駅構内に設置するなどして四国の観光素材をPRする。その開催に合わせて大手旅行会社が誘客を図る旅行商品をつくる。
 6月1日にはDC成功に向け、同日付で「四国DC推進委員会」を設立、初の会合をJRホテルクレメント高松(高松市浜ノ町)で開いた。
 会合があった日、四国ツーリズム創造機構の松田清宏会長をはじめ四国4県のほか、JR四国の担当者ら約15人が出席。
 あいさつで松田会長は、「四国は魅力的な観光素材がたくさん揃っている。これから四国4県と力を合わせ、『四国に行ってみたい』、『来てよかった』と、思っていただけるような結果を出したい」と述べた。
 今後の役割分担として、JRは主に宣伝活動を、四国ツーリズム創造機構と四国4県、4県の県観光協会らはアクセス向上など訴求力のある着地整備の強化をメインに進める方針。また、四国DC開催前にあたる来年5月には、全国の旅行会社を招いて具体的な観光素材を説明するとともに、観光地の視察も行う「全国宣伝販売促進会議」を開く予定としている。今年の9月末頃に開かれる第2回目の会合のときには、DCの効果的な告知をする「キャッチフレーズ」を決定する。
 今回の会合から、「都会と違い地方は車を使う人が多い。駅という点をどのようにしてうまく活用していくかが重要」といった意見もあり、今後の課題のひとつに挙がった。
 同委員会の事務局は、四国キヨスク㈱4Fの会議室(高松市西の丸町)。初会合が開かれる直前には、その事務所開きがあった。


クリエーター集団が企画するイベント 「瀬トBマッチング」開かれる/瀬ト内工芸ズ。

 地元の企業や個人事業主と、クリエーターをつなぐマッチングのイベント「瀬トBマッチング」が5月21日、高松テルサ(高松市屋島西町)であった。
 イベントは、地元香川を中心に活躍しているクリエーター団体「瀬ト内工芸ズ。」(運営:㈱スクルト 高松市牟礼町 村上モリロー社長)の主催。昨年7月に続く、二回目の開催となった。
 この日は、午前と午後の部に分かれ、どちらもマッチングイベントのほか、東京を拠点に活躍する県出身の秋山カズオ氏(㈱DELUXE. 代表取締役)を招いた講演会もあった。
 講演のテーマは、「人に勧めたくなる商品の作り方」とし、自身が携わる多度津産オリーブプロジェクト「蒼(あお)のダイヤ」を取り上げながら事例を紹介。
 同プロジェクトは、第一回目のイベントのとき、秋山社長と四変テック㈱(仲多度郡多度津町)が見事マッチングに成功、以後共同で商品開発などを進めている企画。蒼のダイヤは多度津産のオリーブオイルのこと。
 講演では、その商品のパッケージデザインを中心に話しを展開。ブランドを立ち上げる際には、「ターゲットを明確にすること」などを説いたほか、「ネーミングの重要性」にも触れ、拡散には、「フェイスブックや口コミが欠かせない」とした。
 その後のマッチングイベントには、クリエーター9人が商談ブースを設け、地元の事業者(相談者)7人、さらには県内のデザイン専門学校生らが参加。自社の商品を持ち寄るなどして、クリエーターらの的確なデザインのアドバイスを受けたりしていた。
 瀬ト内工芸ズ。によると、次回は10月頃に新たなイベントを開催予定とのことだ。


地震と火事には気を付けて/丸亀町グリーンで「防災訓練」

 複合商業施設・丸亀町グリーン(高松市丸亀町)の西館で5月21日、テナントの従業員を対象とした防災訓練が行われた。訓練は、同施設のオープン以降毎年2回、春と秋に実施されている。
 この日は50店舗のテナントの従業員ら約70名が集まり、防災センターの担当者から消化器を使った初期消火、自身の身の守り方などを教わった。また今回は、いつ何時でも即対応できるよう研修型の訓練も実施。
 参加者は、震災や火災で動けなくなった負傷者を、速やかに安全な場所にまで運び出せる「怪我人の抱え方」を会得。意識のある怪我人、意識のない怪我人を想定しながら、それぞれに合った抱え方をペアになって練習した。
 その後、地震による火災の発生を想定した模擬訓練では、早速練習を活かし、負傷者(役)を安全な場所(搬入口)にまで運び出したり、緊急地震速報が流れたときは腰を低くして身を守る姿勢をとったりした。
 防災センターの担当者は、「訓練を活かし、緊急時に対応できるようにすることが一番大事」とする一方、訓練以外でも、「火災を見付けた場合は、すぐに119番すること。誰かが連絡しているという勝手な思い込みで対応が遅れ、小さな火事で終わるところを取り返しのつかない大きな火事に発展した事例もある」と、強く呼び掛けた。