ホーム刊行履歴

刊行履歴

6月25日号

 高松常磐町商店街に5月31日、「#インスピレーションの連鎖を生む場所」をコンセプトに据えた、小規模複合施設「BRIC(ブリック)」(高松市常磐町1-6-6)がオープンした。予備校の濱川学院(濱川武明代表)と、IT企業の㈱Dreamly(ドリームリー ラーション・ラーシュCEO・CTO)が運営する。
 主な事業内容は起業支援、シェアオフィス・コワーキングスペースの提供、イベント開催など。利用者同士の交流によって「刺激が連鎖し、あらたな発想が生まれる場所」を目指し、独創的なサービスを提供していく。
 着付師や小川流煎茶道師範代として活動する飯間絵未さんが、コミュニティマネージャーを務める。平日はシェアオフィスとコワーキングスペース、休日は「五感・学び・あそび」がテーマのワークショップや体験会などを企画し、新しい発想につながるような工夫を凝らしたイベントを定期開催する。
 築40年のビルをリノベーションした4階建てで、半地下〜2階はコワーキングスペース(延べ床面積約80㎡)、3階はシェアオフィス(5室)。4階にはITソフトウエア開発のドリームリーのオフィスがある。


6月15日号

 6月4日に三豊市と㈱かもめや(高松市林町2217-44 小野正人社長)は、ドローン物流エリアモデルの実現に向けた連携協定を締結した。
 この協定では、㈱かもめやが、ドローン等の最新技術を用い、先ずは今年8月を目処に、粟島港と須田港間、約4㎞の定期船航路と同じ航路で船舶を避けながら1日に3往復の予定でドローンの運航を始める。
 当初は、1㎏の荷物の運搬で、午前中に粟島から注文のあった物品を運ぶ。現在はアイルパートナーズの商品が対象であるが、医薬品の配送も可能。今後は、5㎏の運搬が出来るようにしていくほか、来年度には、粟島だけでなく志々島、庄内半島の先端なども計画中。最終的には、フードデリバリーや無人操縦船舶の運用も視野に入れている。
 これらの物流モデルエリア構想に対して山下昭史三豊市長は、
 「全国でドローンに関した実証実験を行ってきた経験がある会社。実際に使ってみて、出てくる課題からより利便性を高めていきたい。離島での台風、緊急事態にいかに寄り添えるかを考えると、大きなツールとなる」と話し、協定後は地域に向けた広報、告知等を行っていく。


6月5日号

 トモニホールディングス㈱(高松市 中村 武社長)の2021年3月期連結業績は、経常収益760億87百万円(前期比〇・四%減)、経常利益144億93百万円(同二七・三%増)、当期純利益99億84百万円(同二二・七%増)で4期ぶりの増益を達成。
 会見で中村社長は「厳しい環境下だが、本業利益をしっかり計上でき、まずまず良い決算ではないか」と評した。
 グループの中核2行の単体業績は、香川銀行が経常収益296億51百万円(同六・三%増)、コア業務純益72億58百万円(同五・二%増)、経常利益57億84百万円(同四九・九%増)、当期純利益42億70百万円(同六四・二%増)。
 譲渡性預金を含む預金等は1兆7521億66百万円、総預り資産は1兆8893億70百万円、貸出金残高は1兆3503億60百
万円。
 自己資本比率は九・六三%。金融再生法開示債権額は282億93百万円で、総与信に占める割合は二・〇五%となっている。
 徳島大正銀行は、経常収益338億73百万円(同一六・二%増)、コア業務純益101億27百万円(同五四・一%増)、経常利益88億3百万円(同七九・〇%増)、当期純利益60億55百万円(同七六・四%増)。同行は、2020年1月に徳島銀行と大正銀行の合併により発足しており、前年比は決算ベース比。


5月25日号

 ㈱香川銀行(山田径男頭取)と高松信用金庫(大橋和夫理事長)は、香川県の地域活性化に関する業務連携協定「かがわアライアンス」を5月13日に締結した。
 なお、第二地銀と信用金庫の包括的業務連携協定の締結は国内初となる。
 同協定は、双方の持つノウハウや情報共有等による更なる金融仲介機能の発揮及び経営の効率化を実現することで、双方の持続的成長を目的としている。
 同協定の概要は次の通り。
▽香川銀行と高松信用金庫がそれぞれ持つノウハウやネットワーク、顧客基盤等の強みを活用し、コンサルティング機能の発揮、様々な商品・サービスの拡充、顧客利便性の向上を図る(県内ATMの相互無料開放、取引先の販路拡大・ビジネスマッチング、販売会等の共同開催、セミナー共同開催、双方顧客の交流)。
▽地域の課題やSDGs等に共同で取り組むことで、地域社会・経済の発展に寄与(SDGs等への共同取り組み、地域奉仕活動への共同参加、BCP等の相互連携、地域創生に係る施策の企画・実施)。


5月15日号

 JR高松駅のコンコースに、「ネット」と「リアル」を融合した無人の店舗「QRECS(キュレックス)」が、4月27日オープンした。JR四国グループは高松サンポート地区の賑わいづくりの一環として、JR四国の駅で初めて高松駅にこの店舗の設置を企画した。
 このキュレックスは、誰とも接触せずに土産物などを購入できる新しいスタイルの店舗。タッチパネルで商品を選択すると、画面にQRコードが表示され、スマートフォンで読み取ると、各メーカーの直販サイトにつながる仕組み。購入した商品は指定した場所へ配送されるため、持ち帰りが難しい大きな商品や、重い商品も気軽に買うことが出来る。
 一部の商品はデジタルサイネージ横の棚にサンプルが展示されており、実際に手に取って見ることも可能。取り扱う商品はうどんや盆栽などの四国の特産品のほか、JR四国の旅行商品など、165品目を揃える。