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大学生らアイデア次々/最優秀は「ハマチの出張解体ショー」

 大学生らが泊まりがけで地域活性化に直結したビジネスプランを考え競うイベント「BIZ CAMP in東かがわ市」(同実行委主催)が10月6日〜10日の5日間、白鳥温泉であった。
 イベントは、全国から募集した大学生が実際に地方に赴き、現地のフィールドワーク(現地視察やインタビュー)や、グループディスカッションを通じて地域の抱える課題解決策を模索し、住み込みで真の地域活性化につながるビジネスプランをつくりあげていくというもの。合宿最終日にはプレゼンし、イベントメーンスポンサーのCROOZ㈱(東京都港区)と、㈱オズビジョン(東京都千代田区)の担当者が審査。継続性・実現性の高いプランに対しては投資を行うなどして今後の事業化をサポート。同市や地元企業もバックアップしていく。
 イベント自体は2015年12月、長野県を皮切りにスタートした企画で、東かがわ市を舞台に実施されるのは今回2回目。
 この日、県内の大学生ら3人を含めた15人が参加。3人一組・5つのグループに分かれてプランづくりに挑戦。フィールドワークでは、地元で農業や水産業を営む担当者らと直接接触し、現場を目の当たりにするとともに、各現状や課題をヒアリング。それをもとに損益計算書も書き出しつつ、本当にニーズのあるプランを何度も練り直した。
 最終日のプレゼンは引田公民館で行われ、審査の結果、最優秀プランに「養殖ハマチの解体ショー」が選ばれた。このほか、糖尿病患者のいる家庭へ低糖質のレシピを動画で配信するサービスや、猪肉を燻製にして飲食店に販売する事業などのアイデアが出た。
 ある参加者は、「今までで一番濃い一週間。短時間でビジネス、事業を行う難しさを体感できた」と話した。


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