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リーガホテルで「異業種交流会」/「ものづくりは演歌だ」ユニークなテーマの講演も

 香川県内の中小企業と農林漁業者らに商談の場を設けようと10月17日、リーガホテルゼスト高松(高松市古新町)で「異業種交流会」が開かれた。
 交流会は、日本政策金融公庫高松支店(高松市寿町 笠原真二支店長)の主催。企業の販路開拓や農商工連携による新ビジネスの創出、さらなる地域活性化を目的に毎年開催している。今回で8回目。コンセプトは昨年度と同じ「地域資源の再発見」。
 この日のプログラムは3部構成。第一部では商談会が行われ、37社が参加。会場には12のテーブルが用意された。
 一回につき20分の面談のなかで、農林漁業者側は、パンフレットやスマホを通じて会社の所在地や製品の魅力をPR。その一方、企業の担当者も会社をアピールしつつ、相手側の製品の生産工程や価格、取引条件も熱心に尋ねるなどして互いにビジネスチャンスを探った。
 第二部では、はじめに笠原支店長が、「今回の交流会を通じて、次の新たなビジネスへとつなげてもらえれば幸いです」とあいさつ。講演会には、テレビ東京系「カンブリア宮殿」にも取り上げられた福岡県の運搬車・草刈り作業車メーカー・キャニコムの包行均会長が登壇し、「ものづくりは演歌だ〜義理と人情で超一流のグローカル中小企業をめざす〜」と題したユニークなテーマのもと、持論を展開した。
 講演で包行会長は、「ものづくりと言えば日本。日本人と言えば演歌。だから『ものづくりは演歌だ』」としたうえで、「演歌の心がものづくりの原点。義理と人情がからんだ商品はうまくいく」と説明。また企業の発展には、デザイン・ネーミング・ブランドの各頭文字を取ってミックスした「DNB戦略」が欠かせないと話し、なかでも人の印象に残るネーミングは重要だと主張。ネーミングセンスから自社の主力商品にもなっているマルチ電動カート「立ち乗りひろしです」や、歩行型雑草刈機「男働盛清(おとこはたらきざかりきよし)」などを紹介した。
 その後の第3部では、参加者の親睦を深める懇親会があった。


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