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路線バスに「バスマスク」を装着し運行開始/四国運輸局

 地域のプロスポーツを支援しようと四国運輸局(高松市松島町 瀬部充一局長)はこのほど、ことでんバス㈱(高松市朝日町 真鍋康彦社長)と手を組み、香川オリーブガイナーズと、カマタマーレ讃岐の試合開催をPRする垂れ幕「バスマスク」を製作。4月11日から高松駅発着の路線バスに装着し、その運行を開始した。
 高松市内を中心に、チームや試合開催の認知度を向上させることがねらい。両者の今シーズン中を実施期間としている。マスクは、ガイナーズが4パターンの計8枚で、ホームゲーム開催当日に掲示。また、カマタマーレは1パターンの計4枚を、ホームゲーム開催週の週末にかけて掲示する。
 運行を開始した同日の朝には、その出発式が高松駅前の路線バス乗場であった。瀬部局長や香川オリーブガイナーズ球団の川畑省三社長のほか、マスクに掲載されているガイナーズの田村雅樹投手と宗雪将司選手らも出席。第一号車となるバスにマスクが取り付けられた後の10時25分、レグザムスタジアム方面に向けて発車した。


知事が「香川おもてなしタクシー」に60社、550名を認定

 “観光立県香川”の推進に向け、その主翼のひとつを担うタクシー産業において、このほど「香川おもてなしタクシー」の認定制度を導入し、認定試験に合格したドライバーに認定書などを授与した。
 今年の2月から3月(計16回)にかけ、百十四銀行、香川県、香川県観光協会、わがかがわ観光推進協議会の共同主催により「タクシー乗務員向けおもてなし研修会」を実施。観光客と接する機会が多く、来県者の香川の第一印象を左右するタクシー乗務員のおもてなし力向上に特化した、官民一体となったユニークかつ先進的な取り組みでもある。
 研修会では県観光振興課や県観光協会職員らが香川県の観光の基礎知識についてレクチャーしたほか、(株)百十四人材センター岡部久美子研修部長による接客技術研修などが行われ、これを受講し認定試験に合格した60社、550名のドライバーが晴れて「香川おもてなしタクシー」として知事から認定。
 3月30日、県庁にて行われた授与式には、県タクシー協同組合川畑政廣理事長ら県下タクシー会社4団体の代表者が出席し、浜田知事ら主催者から認定証などが手渡された。認定期間は4月1日から2年間。県の観光キャラクター“親切な青鬼くん”を現代風にアレンジした車輌用認定カードは、乗務する車輌に掲示することになっている。


平井料理システムがアイスクリームなど氷菓製造事業を本格化

 高松を中心に、瀬戸内圏などで居酒屋、焼き肉店など個性的な21店舗の飲食店を展開する(株)平井料理システム(高松市塩屋町5-4 平井利彦社長)が今後、一つの柱として確立するべくチャレンジしているのが、瀬戸内産の天然原料をベースとした氷菓製造事業「瀬戸内アイスファクトリー」(高松市松縄町33-14)だ。
 瀬戸内界隈で採れた果物や野菜、ミルクなどを主原料として使用し、アイスクリームやシャーベットに加工。一部商品には、希少糖を含むシロップ「レアシュガースウィート」が使用されている。病院等の売店やインターネットを通じて小売を始めたほか、ギフト商品としての提案、さらには県内外の料飲店などへの卸も今後拡大していく計画。
 主原料には高松のイチゴ、高瀬の煎茶、宇多津の天然塩、三豊のレモンなど農家らがこだわって育てた素材を使用。季節性もあるが、常時、平均12〜13種のフレーバーを用意し、珍しいものとしてはしょうゆ豆、塩糀、青じそなども提供できる。また店舗など、相手先からのアイデアや食材提供により、その店オリジナルのオーダーメイドのアイスクリームやシャーベットの製造に対応できることも強みとしている。


県内個人タクシーに翻訳アプリ搭載車が増加中

 香川県個人タクシー協会(高松市朝日町 小倉光春会長)は、スマートフォンやタブレット端末の翻訳アプリを使用して、外国人観光客が乗車した際のコミュニケーション向上に役立てる動きを加速中だ。
 全国に先駆けて約二年前に導入。この動きは他県からも注目されており、実用例をヒアリングに来るなど注目度は高い。個々のドライバーが端末にアプリをダウンロードし、平均20〜30カ国の言語に対応。翻訳機能端末搭載車は、車体に各国の国旗やマイクをイメージしたマグネットシールを貼付している。
 実際の使用においては、ドライバーが日本語で吹き込んだ言葉が、その乗客の国の言語に翻訳され、発音と画面表示によって相手に伝える仕組み。もちろん外国語を日本語に翻訳することもでき、行き先の間違いや料金トラブルを未然に防ぐだけでなく、観光地で案内する際なども大いに役立っているという。
 高松交通圏で稼働する個人タクシーは126台あり、約30%のドライバーがすでに導入。「来年の瀬戸内国際芸術祭までに、県内すべての個人タクシーで翻訳端末が搭載できるよう働きかけ、私どもの立場において海外観光客の受け入れ体制を整備、強化していきたい」(小倉会長)と話している。


看護師が24時間常駐するサ高住「アイ・エム・シー下田井」ついに完成/クラルテ

 介護事業などを展開する㈱アイ・エム・シーコーポレーション(高知県高知市 山本速男社長)が運営する重度対応型のサービス付き高齢者向け住宅「アイ・エム・シー下田井」(高松市下田井八〇ー一)が、4月1日にオープンする。施設の施工は建設業不動産業の㈱クラルテ(高松市宮脇町 八十川秀人社長)が手掛けた。
 新施設は木造2階建てで、開放感溢れる吹き抜けを取り入れた。居室数は全30室(面積18㎡)を用意し、室内はナースコールをはじめエアコンや洗面台、インターネットなどを完備。共用部には機能訓練室のほか、大浴場もある。また、この施設は緊急時にも即対応できるよう24時間体制で看護師らが常駐する。そのため、医療が必要な人でも入居可。利用料金のベースは、家賃や食事費、安否確認のサービスなどを含めて一ヶ月約13万円(一室一名)。
 3月23日の夜には、「竣工披露・開設祝賀会」が、リーガホテルゼスト高松(高松市古新町)で盛大に開かれ、ベトナム大阪総領事館のチャン ドゥック ビン総領事をはじめ、アイ・エム・シーコーポレーションと縁の深い新党大地代表の鈴木宗男さんも出席。
 あいさつに立った鈴木さんは、「両社の力を組み合わせ、これからも高齢化社会に向けた事業展開をどんどんと進めていってほしい」と、期待の言葉を贈った。