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3月5日号

 ㈱タダノ(高松市)は先ごろ開催の取締役会で、氏家俊明代表取締役副社長の代表取締役社長・CEO昇格を決めた。多田野宏一代表取締役社長・CEOは代表取締役会長に就く。異動日は4月1日。
 氏家新社長は、東京都出身、1961年生まれ59歳。慶應大卒後、丸紅㈱入社。建設機械部長、経営企画部長、常務執行役員などを歴任、2018年より常務執行役員、輸送機グループCEOを務め、2019年4月タダノの企画管理部門付顧問として迎えられた。取締役執行役員専務を経て、昨年6月より現職。
 同社は1919年創業で、県内を代表する企業の一社。高松市出身の多田野益雄氏が北海道で溶接業を立ち上げた。
 多田野益雄氏は戦後、高松市藤塚町で㈱多田野鉄工所を設立。1950年代に油圧式産業機械の開発に着手、1955年に国内初の油圧式トラッククレーンを完成させる。1959年に本社工場を現在の高松市新田町に移転した。以来、国内外に生産・販売拠点ネットワークを拡大。建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車などを展開する世界的メーカーへと成長した。1989年に現社名へと変更、この年度にグループ連結売上が初めて1千億円を突破。益雄氏から6代、創業家出身の社長が経営を担ってきた同社だが、今回初めて創業家出身者以外の経営トップを迎える。


 多田野社長は「社長として18年間、ステークホルダー、グループの社員一人ひとりに支えて頂いた。
 当社が創業当時から大切にしてきた『世の中のお役に立つ製品を作る』、『世の中の発展に貢献できる企業になる』という思いを『創造・奉仕・協力』の経営理念や、『コンプライアンス・安全・品質・効率』のコアバリュー、タダノウェイなどを通じて、世界中のグループ社員が大切にしてくれていることを誇りに感じる。
 コロナ禍で、業績的には厳しいが、タダノは試練を乗り越える度に、強くなりそして成長していく会社。いま時代は大きな変革期を迎えており、グローバルビジネスにおける豊富な経験、構想力と実行力を持ち合わせた、次なる成長ステップにふさわしいリーダーである、氏家氏にバトンを渡すこととした。会長として、新社長を全面的にサポート、新たな形でタダノグループの成長に貢献していきたい」と経緯を説明。
 氏家新社長は「タダノでの経験も浅く、社内事情もクレーン知識もまだこれから、というところだが、世界で最もクレーンのことをよく知っている社員に囲まれ、彼らが知らない世界を見てきた私にできることを、できるやり方で伝えていくことによって、求められている化学反応・変化が起こるものと思う。
 連結従業員数は約5000名で、その半数が外国にいる。四国の企業がクレーンで日本を代表する時代から、欧米アジアに生産拠点を持つ多国籍企業に成長するタイミングで呼んでいただいたご縁を更に昇華させて、かねてよりの念願であるLE世界№1を目指していく。
 多国籍TeamをOneTadanoにまとめ、世界をリードする企業にステップアップさせる事、これが7代目社長の私に期された使命だ」と話した。
 社長交代と同日付で予定されている執行役員人事は次の通り。
【新任】
▽執行役員 生産部門担当 入船雄一(購買第一部長 外製2GM)
▽執行役員 国内営業部門担当補佐 国内営業企画部長 安富雄史(国内営業企画部部長 中部支店長 中部支店企画管理GM)
▽執行役員 技術研究部門担当 技術研究所長 野口真児(技術研究所長)
▽執行役員 営業統括部門担当 中古車事業部門担当 八代倫明(海外営業部門付部長)
【退任】
▼川本 親(執行役員 SVE推進部門担当、開発部門担当補佐)=㈱タダノエンジニアリング取締役社長兼㈱タダノアイレック顧問に就任予定
▼多田野有司(執行役員 技術研究部門担当)=㈱タダノエンジニアリング顧問に就任予定
▼池浦雅彦(執行役員 国内営業部門担当補佐 国内営業企画部部長)=企画管理部門付顧問に就任予定
▼五味幸雄(執行役員 生産部門付)=生産部門付顧問に就任予定


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