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8月25日号

 香川労働局(栗尾保和局長)では次世代育成支援対策推進法に基づき、仕事と子育ての両立を推進している優良企業を、「子育てサポート企業」とし「くるみん」認定をおこなう。そのなかでも特により高い基準をクリアした企業が、「プラチナくるみん」に認定される。
 7月31日には、7月25日付で㈱四国電子計算センター(高松市 山﨑訓康社長)を「プラチナくるみん」に認定。6月30日付けで藤田加工㈲(丸亀市 藤田邦弘社長)を、「もにす」認定する合同認定通知書の交付式がおこなわれた。「もにす」認定は、障がい者の雇用促進等に関する障害者雇用促進法に基づく基準適合事業主。
 「プラチナくるみん」に認定された四国電子計算センターでは、2019年10月1日から2023年3月31日までを計画期間とし、全社員対象にアンケートを実施。家族の出産、学校行事への参加等のため社員が利用できるファミリーサポート休暇を導入した。育児のための所定外労働の制限の制度および、育児短時間勤務制度は子供が小学校就学の始めまで利用できるようにした。この期間中、男女ともに2名ずつが育児休業を取得。また、女性労働者がキャリア形成を進めるための社外研修への参加も積極的におこなう等、取り組んでいる。


 県内の「プラチナくるみん」認定企業は、(医)五色会(坂出市)、㈱百十四銀行(高松市)、㈱ビッグ・エス(高松市)、(医)三和会 しおかぜ病院(多度津町)、ホシザキ四国㈱(高松市)、㈱シニアライフアシスト(高松市)、あなぶきメディカルケア㈱(高松市)に次いで8社目。
 「もにす」認定を受けた藤田加工では、藤田洋子会長が1972年に電線製造等の同社を創立。「もともと中学校教諭であったことから、障がい者も含め皆で一緒に仕事をしようというポリシーのもと、会社を設立した。今も若い人から80歳を超える高齢者まで一緒に仕事をしている」と、今後も皆で会社を大きくしていきたいと話している。従業員全体の勤続年数は約13年。障がい者の平均勤続年数も同様とのこと。県内「もにす」認定企業は、5社目。
 詳細や認定申請書については、厚生労働省、香川労働局のホームページで確認を。


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