ホーム香川のキーパーソン【キリンビールマーケティング㈱香川支社】 支社長 髙見秀樹氏

香川のキーパーソン

【キリンビールマーケティング㈱香川支社】 支社長 髙見秀樹氏

地域と一体感を持って
共に香川を盛り上げていきたい

 今年はキリングループにとって、今後の展開において重要な位置づけとなる年でもある。〝反転・攻勢〟〝再成長〟というキーワードで、反撃の狼煙をあげるべく全社的に燃えている。
 そんな中、末端を駆け巡る出先拠点の果たす役割も大きくなるが、前任の平井 努氏の後を受けて着任した。
 本社営業部などで、16年にわたる内勤を経ての辞令。予想外のことに内心は驚きつつも、「先入観を持たず、全く新しい舞台で挑戦できることは光栄。香川の皆さんに、フラッグシップの〝一番搾り〟をはじめ、キリンの様々な商品をシーンに応じて精一杯ご提案していきたい」と目を輝かせる。
 家族を神奈川に残して単身赴任。初めての地方勤務に多少の戸惑いはあるものの、「香川は気候も人柄も穏やか。また瀬戸内海の多島美には心から感動した」とお気に入りの様子で、「うどん県だけあって沢山うどんを食べる所があるので、うどん店だけでなく、製麺所なども回って本場さぬきうどんを堪能してみたい」とプライベートでも香川を満喫したい考えだ。

 キリンにとって昨年は口惜しい一年でもあったが、巻き返しに向けてのシナリオは進行中。
 主力の〝一番搾り〟のご当地シリーズを限定で投入し、より強力に訴求していくとともに、二極化する消費傾向や、〝こだわり〟、〝健康志向〟といったキーワードを反映した商品群を充実させ、量販店や料飲店、消費者の選択肢を広げながら満足度を高めていく。
 それをより効果的に推進するため、同支社では県産品振興の応援事業で今年は「讃岐さーもん」とコラボレーション。
 また地域プロスポーツのスポンサーとして側面から支援するほか、今月、丸亀で開催される「なでしこジャパン」の試合の機運を高める応援企画を実施するなど、地域と一体感を持って共に香川を盛り上げることに使命感を持つ。
 前任地の本社では販売・予算の計画を受け持ってきただけに、それを現場で実践することに情熱を燃やす。
 穏やかな語り口で性格も温厚だが、「積極的に打って出て、シェアアップを図りたい」という決意に、内に秘めたる熱い思いを感じることができた。
 東北大卒。北海道出身、48歳。


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