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【フルーツカフェ・フルーツギフト・バーガーズカフェ「PonPon」】 宮武 誠氏

”四国にない店を創る”との目標を掲げ、宇多津町内カフェなど4店を展開

宇多津町の繁盛店として知られる、フルーツカフェ・バーガーカフェ・フルーツギフトショップの「PonPon」3店。その総括責任者として、運営の指揮を執る。
 現在は、9月17日にオープンする新店の開店準備も抱え、多忙ながら充実した日々を過ごしている。宇多津町内4店目となる新店は、カジュアルな既存店とは一線を画し、白とウッド調でまとめられ、これまでにない店舗づくりに挑戦した意欲作である。

 「落ち着いた印象の店内は、ご年配の方にも満足をいただけることと思います。作りたてのパンケーキと和菓子を看板メニューに、四国にはない店舗を創造することができたと、自負しています」
 PonPonは、青果卸の (有)北浜商店(坂出市 北浜弘之社長)の新規事業として平成17年に一号店が誕生。この五年間で、急速に店舗網を拡大してきた。
 宮武氏は、すべての店舗のコンセプトづくりから内外装の設計、メニュー開発やスタッフの教育に至るまで、店舗運営全般を取り仕切ってきた。氏抜きに、PonPonは誕生しなかったに違いない。
 きっかけは、再建を託された丸亀のカフェレストランを軌道に乗せ次のステップを模索していた時、旧知の北浜社長から声をかけられた。新規事業の全てを任せたい、という依頼にチャレンジ精神が刺激された。
 氏の実家は善通寺市内の和洋菓子店である。しかし家業を継ぐというレールに乗ることをよしとせず、高校卒業後、各地の和洋菓子店で修行を積み、自身が理想とする店を開業できるだけの実力を蓄えてきた。
 宮武氏は生来の挑戦者であり、創造者なのである。
 これまで“四国にない店舗を生み出す”をキーワードに出店を続けてきた氏は、4店目を節目に新たなステージを目指す。
 「まず店舗運営を、じっくり腰を据えて行い、店舗の地力を高めていく。その上で、これまでお断りしていたテナント出店やフランチャイズ化にも取り組んでいきます。独立志向のスタッフたちに挑戦する場を与えつつ、ともに成長できる組織へと生まれ変わっていきたい」
 好調ゆえの慢心は全くない。的確な現状認識と溢れる向上心で、PonPonをどれだけの大樹へと育てていくのか。今後が大いに楽しみな30歳である。


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