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香川県内の飲食業で初/「子育てサポート企業」に平井料理システム認定

 香川労働局(辻 知之局長)が1月26日、高松市の㈱平井料理システム(平井利彦社長)を「子育てサポート企業」として認定した。香川県内で32社目。特に認定基準をクリアするのが難しいとされる飲食業では初めてとなる。
 子育てサポート企業は、次世代育成支援対策推進法に基づき、仕事と子育てを両立する企業を認定するもの。厚生労働省の制度で、行動計画期間中に女性の有給育児休業等の取得率が75%以上など、10項目の基準を満たさなければいけない。昨年4月1日から認定基準が一部改正され、少しハードルが高くなっているが、認定を受ければ名刺などに認定マーク(愛称くるみん)を載せられる。
 同社では計画期間中、女性社員3人、男性社員2人が育児休業を取得(取得率は女100%、男16%)。この実績をつくったほか、小学校就学の始期に達するまで利用できる短時間勤務制度、社内アンケートを踏まえた短時間正社員制度を導入するなどの取り組みも行った。
 2月28日、認定通知書の交付式が同局局長室であり、辻局長から平井社長に認定書が手渡された。


ハウス美装工業がFCで「いきなり!ステーキ」、県内初/オープンは4月18日

 ビルメンテナンスのハウス美装工業㈱(高松市藤塚町)が4月18日、全国で話題の飲食チェーン「いきなり!ステーキ」を高松市内にオープンすることが分かった。香川県内で初。同店を運営する、ステーキ中心の大手外食産業・㈱ペッパーフードサービス(東京都)とフランチャイズ(FC)契約を結んだ。
 住所は、高松市多肥下町1522-8。レインボーロード沿いにあった定食屋を取り壊して新築し、「いきなり!ステーキ高松レインボーロード店」(長岡達哉店長)としてオープンする。営業時間は11時〜23時。「ふーずらんど高松店」の西向かいに現在建設中。
 同店は2013年12月、銀座(東京都中央区)に1号店を構えた。大きな牛肉の塊を、店員が客の指定した好みの量に切り分ける「オーダーカット」方式を取り入れたほか、1グラム単位で価格を設定。リーズナブルな値段で分厚い肉が食べられることなどが爆発的な人気を集め急成長。1月末時点で直営、FC合わせて190店舗超を展開している。
 同社がFCで飲食店を運営するのは今回で4店舗目。同店ほか、高松市内に「まいどおおきに食堂 ごはん屋 木太食堂」、「まいどおおきに食堂 ごはん屋 屋島食堂」、「コメダ珈琲店 さぬき高松今里店」の3店舗を広げる。店ごとに常連客がつき、コミュニティーの場にもなっているようだ。常務取締役の新谷一城氏は、「地域に何か恩返しがしたいという想いでFCをはじめた。店を通じて地域活性化やにぎわいづくりに貢献できれば」と話している。
 今後も飲食店に関わらず、地域に役立つビジネスとFC契約を結びたいとしている。


若手職員による地方創生フォーラム 開催

財務省四国財務局地方創生支援のための若手プロジェクトチーム主催による「若手職員による地方創生フォーラム in Kagawa」が2月25日、高松サンポート合同庁舎にて開催された。
 同日、四国財務局の若手職員らや、香川県や県内市町の30代以下の職員が集まり地方創生をテーマにしたフォーラムをリレートーク形式で開催。
 ゲストスピーカーとして、香川大学経済学部学生プロジェクト「なえどこ」、香川県政策部自治振興課 大熊智美氏、高松琴平電気鉄道㈱代表取締役社長 真鍋康正氏、ナイスタウン出版㈱専務取締役 吉田直由氏、神奈川県制作局自治振興部市町村課長 脇 雅昭氏、八幡浜市企画財政部長 今岡 植氏が招かれた。
 フォーラムでは、「かがわ創生総合戦略」にあたって、人口減少に関する認識の共有と相互連携について説明。人口減少の克服と地域活力の向上を実現するためには、県民一人ひとりをはじめ、企業・団体・市町などのあらゆる主体において人口減少に関する基本知識を共有するとともに、相互に連携しながら様々なとりくみを行うことが重要と述べられる。
 また、基本目標と重要業績評価指標の達成状況を適切に把握し、対策の効果を検証した上で、必要な見直しと改善を図ることにより、翌年度の取り組みに生かしていくPDCAサイクルの必要性などについて発表された。
 第二部では、ゲストスピーカーによるパネルディスカッション、参加者による懇親会が行われ、地方創生に対する情報収集・意識改革・行動変容の場を提供する有意義ある一日となったに違いない。



日本航空・県・JAが連携/讃岐のデニッシュが誕生

 日本航空㈱(東京都)は、香川県、JA香川県と連携し、さぬき讃フルーツ「香緑」を使用したパン「香緑のデニッシュ」を新たに開発した。
 また、三者が連携し実施する事業は今回が初の試みとなる。
 同商品を提供するにあたり、日本航空㈱代表取締役副社長 藤田直志氏と開発・製造した㈱ブーランジェリーエリックカイザージャポン(東京都)代表取締役社長 木村周一郎氏、JA香川県代表理事理事長 遠城昌宏氏が2月22日、浜田知事に表敬訪問を行った。
 浜田知事は「この度の取り組みを通じ、より多くの方に向けて香川の県産品の情報発信に繋がれば幸い」
 と、期待を寄せた。
 挨拶を代表し、日本航空の藤田副社長は「弊社が取り組んできた『JAL 新・JAPAN PROJECT』において、香川の県産品をPRするとともに、高松空港の民営化に先立って地域の皆様のお役に立つことができれば」
 と、熱い胸中を述べた。
 「香緑のデニッシュ」は、生地にフランスの伝統的な製法を守るメゾンカイザーの看板商品「クロワッサン」の生地を使用。糖度が高くジューシーな果肉が特長の「香緑」をふんだんに使用したピューレとホワイトチョコレートを乗せ、甘味と酸味の調和が心地よい仕上がりとなっている。
 羽田空港JAL国内線のダイアモンド・プレミアムラウンジで提供するほか、㈱ブーランジェリーエリックカイザージャポンが展開するフランスパンの専門店「メゾンカイザー」の関東・中部・関西圏22店舗等で販売。
 価格は一個三百円。提供・販売期間は3月1日〜31日。
 一方、その他連携事業として、羽田航空国内線における「さぬき讃フルーツ」のプロモーションも開催する。さぬき讃フルーツのPRを目的に、3月22日〜28日の間、羽田航空国内線BLUE SLYの店舗に置いて、さぬき讃フルーツ大使を派遣し試食販売を実施していく。



新感覚インターンで学生ら学び/香川大で「産業人材育成フォーラム」

 香川大学の学生らが新感覚のインターンシップに参加した学びを報告する「産業人材育成フォーラム」が2月22日、高松市幸町の同大学であった。
 フォーラムは(一社)香川経済同友会(竹内麗子・矢野年紀両代表幹事)と同大学の主催。このインターンシップは、受け入れ企業から解決したい悩みを聞き、参加学生がゼミなど指導教員のサポートを受けながら課題解決に取り組むというもの。自らが考えアクションを起こす「実践型」になっているのが特徴で、2005年からはじめた。
 今回、学生らを受け入れた先は、島乃香㈱、㈱セリックス、新日本ツーリスト㈱、香川県花き園芸協会。同日は工学部、農学部、経済学部の学生が個人やグループになって活動内容を発表した。
 旅行会社と「地元再発見の旅」をテーマに高松市や観音寺市、多度津町などを巡るバスツアーを企画した経済学部の学生グループは、客の反応が良かったことを踏まえ「地元香川でのツアー商品が作れていなかった」ことを企業側の課題に挙げ、「学生ならではの発想で地域の魅力づくりに貢献できた」と所感を述べた。