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多彩なバイヤーを招聘  食品商談会開催

 地場産業の中で重要な位置を占める県内食品産業の販路開拓を支援するため、県内外の多彩なバイヤーを招聘し、自社商品を売り込む『食品商談会』が9月13日、JRクレメント高松「飛天」の間にて開催された。
 主催は県・(公財)かがわ産業支援財団(中山貢理事長)・㈱百十四銀行(渡辺智樹頭取)・㈱香川銀行(下村正治頭取)・高松信用金庫(蓮井明博理事長)・観音寺信用金庫(須田雅夫理事長)。
 共催は㈱日本政策金融公庫高松支店、㈱商工組合中央金庫高松支店、農林中央金庫高松支店。
 同日、参加セラー89社(前年比5社増 内新規30社)、参加バイヤー60社(同13社増 内新規16社)が参加。昨年よりもセラー、バイヤーともに参加数が増加した。
 なお、今年度より共産として農林中央金庫高松支店が新たに加わったことで、県内農林水産事業者が例年よりも増加したことが特徴的。
 会場には、香川県よろず支援拠点販路開拓専門家による『商品・商談会相談コーナー』、(公財)かがわ産業支援財団による『知的財産相談コーナー』、香川県産業技術センター(食品研究所、発酵食品研究所)による『新商品開発等相談コーナー』が設置され、個別相談ゾーンではセラーがバイヤーへ自社商品を熱心に売り込んでいたほど、熱気に包まれていた。
 同日行われた商談件数は658件(前年比137件増)。内、商談成立見込み135件(同12件増)、商談継続374件という結果となり、例年よりも内容の濃い商談と成果が見られる。
 セラーからは「多くのバイヤーとの繋がりを持てる、他にない絶好の機会。日々の研究を重ねた商品を売り込むことで、今後の販路開拓を担っていきたい」
と熱い意気込みを頂いた。
 県内事業者のレベルアップと活性化に影響をもたらす同商談会に、今後の県内産業の変化が注目されてくることだろう。



理事長が職員と本音で語り合う〜高松信用金庫〜

 「地域へ貢献する努力ことが、私たちの収益に結びつくことを忘れてはならない」
 紳士的で落ち着いた物腰、しかし目の奥には将来への金融機関競争を鋭く見据えながら、蓮井明博理事長は職員に語る。
 高松信用金庫では年に一度、蓮井理事長が営業店の職員全員と食事を兼ねた店内会議を行っている。同会議では、職員一人ひとりが本音で語り合うことで、疑問や誤解の解決・より運営の改善に向けた意見交換を行うことで、同金庫全体でのレベルアップを目的として、9月7日、同金庫西通町支店にて開催された。
 蓮井理事長は「私たちの日々の業務活動・地域貢献が、回り回って本業収益に跳ね返ってくることを忘れず、数ある金融機関の中でも、真の意味でお客様から評価される立場になることが大切」
と、信用金庫本来の在り方と将来に向けての想いを熱く述べた。
 同金庫は、流動性預金を中心に、預金残高は前期比13億47百万円増加。貸出金残高は地方公共団体向けの減少はあったものの、それを除いた貸出金残高は増加している。
 一方で、激しい金利競争の中で、貸出金利周りの低下を受けル中、有価証券運用にて安定した収益確保を図るためインカムゲイン(利息配当金収入)を重視した運用、さらに全体で取り組んだ経費削減効果もあり、本業の収益力を示すコア業務純益は4年連続で15億円を上回るほど、他の同規模信用金庫との圧倒的な実力差を感じさせた。
 近年における厳しい金融情勢の中、本音を語り合いながら、地に足を付けた堅実な成果を見せる同金庫の活躍は、勢いを緩めることを知らない。蓮井理事長のズバぬけた行動力と、職員の団結力溢れる今後の同金庫に今後も注目していきたい。



四国ドックが進水式を開催

 船舶の新造・改造・修繕に務める四国ドック㈱(宗田 勝社長)は、冷凍運搬船(65万cf型)の進水式を8月22日に開催した。
 同日、式典には関係者含め、地域の人や親子連れの見学者等で賑わっており、同船が進水する壮大さに歓喜の声が上がっていた。
 同船は、冷凍貨物船の船籍はパナマ。総トン数約一万六千八〇〇トン。主要寸法は全長188.60m、幅26.00m、深さ14.00mと大規模な構造となっている。
 冷凍運搬船は野菜・果実や肉・魚類等を冷蔵あるいは冷凍した状態で運搬する為の船である。
 各貨物艙は4段に区画分けされ、冷蔵・冷凍貨物に限らず鉄鋼製品・自動車等の一般貨物の積載が考慮されているのか特徴だ。



外務大臣表彰受賞した濱野氏が知事に表敬訪問

 平成28年度外務大臣表彰を受賞した、高松市出身の美術家である濱野年宏氏が浜田恵造知事に表敬訪問した。
 濱野氏は、1971年に美術団体(RYU)を創立。40年間にわたり教育と文化を両翼とした地域に根差した芸術運動を展開するとともに、世界に向けて国際文化交流活動を行ってきた。
 同表彰に係る功績概要では、『美術を通じた日本とスロベニアとの文化交流の促進』と証される。
 濱野氏は「スロベニアとの35年の付き合いが認められて感無量。今回の受賞は、現地にいる門下生の励みになるはず」と歓喜に溢れる表情を見せた。
 浜田知事は「スロベニアを初めとした、ヨーロッパ各国への発信に期待している」と今後の活躍に期待を寄せた。



「さぬきダイニング」新たに4店舗を認定

 香川県は、県産食材を用いることで優れた料理を幅広く提供し、県外からの観光客にも勧められる、情報発信力の高い飲食店「さぬきダイニング」を、新たに4店舗を認定。7月11日、県庁にて認定証交付式を行った。
 新規認定店舗として、「瀬戸内うみのもん とといち(高松市鍛冶屋町)」より飲食事業部部長 北村隆明氏、「ホテルパールガーデン レストラン瀬戸の花(高松市福岡町)」より支配人代理兼総料理長 横関一也氏、「カフェ&レストラン神椿(仲多度郡琴平町)」より飯島 知氏、「 瀬戸内フレンチ食堂 OGUNI(綾歌郡宇多津町)」より小國朋史氏が交付式に出席し、浜田恵造知事より認定証を受け取った。