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8月5日号

 「かがわ中小企業応援ファンド」や「かがわ農商工連携ファンド」を活用して、県内の中小企業者や農林漁業者の研究開発、販路開拓を支援する(公財)かがわ産業支援財団(高松市林町 大津佳裕理事長)。
 7月27日、同事業の支援により生み出された新商品や技術を広くPRし、今後の販路開拓およびファンドの有効活用に繋がる目的で「ファンド事業新商品発表会」を開いた。今年で8回目となる発表会。会場となったサンメッセ香川では38の事業者が事例発表や、新商品を出展した。
 ファンド助成企業のほか、金融、経済団体、研究機関、大学など関係者が多数出席した。
 事例紹介では、産学官連携によるCFRP製高性能ロードバイクフレームの研究開発に取り組んだ㈲アイヴエモーション、低糖質・低カロリースイーツの開発と販路開拓の㈱ルーヴ、大野豆の復活と生産体制の構築、豆菓子等の新商品の開発と販路開拓で支援を受けた㈱筒井製菓/大野豆プロジェクトがそれぞれ成果を発表。


7月25日号

 高松空港(高松市香南町)と香港国際空港を結ぶ、香港の格安航空会社(LCC)・香港エクスプレスの定期航空路線が7月6日、就航した。
 高松空港発着の国際線は、ソウル(韓国)、上海(中国)、台北(台湾)に続く4路線目。香港との直行便は四国で初となる。
 このたび、香港線に使われる航空機は、最大180人乗りの「エアバスA320」で、火曜日、水曜日、日曜日に運航。新路線の人気は高く、予約が殺到している状況を踏まえ、9月2日からは金曜日を追加した週4便に増便することも決めている。
 この直行便を記念し、7月11日から香港エクスプレスのウェブサイトで片道運賃7080円からの特別チケットを販売中。来年3月25日までに渡航する利用者に適用される。


7月15日号

 綾歌郡宇多津町の臨海公園でプロジェクトが進む、「四国水族館(仮称)」の基本計画が6月30日発表された。四国水族館は三年後の2019年春に、四国初の本格的な近代水族館として開業する予定だ。
 建設予定地は町北端、うたづ臨海公園内で、2階建て展示面積一万㎡の施設を整備する。10月に基本設計、来年4月に実施設計に着手。来年10月に着工する計画で、総事業費は68億円(うち建設費は63億円)。資金調達については、現在金融機関と最終調整に入っているという。
 資料によると、初年度来場者予測は120万人で、開業18年目で年間60万人を想定。瀬戸大橋を間近に臨むロケーション、香川県内各所への好アクセス、新宇多津都市の密度の高い商業施設、との相乗効果による集客を見込んでいる。
 水族館開業に伴う経済波及効果は、年平均で77億円規模と算出している。内訳は次のとおりである。


7月5日号

 〝けんしん〟の愛称で親しまれる香川県信用組合(高松市亀井町9-10)は、7月1日付で前専務理事の川畑 貢氏が理事長に就き、前理事長の国東照正氏が代表理事会長に就任した。
 川畑氏は62歳。関西大学経済学部を卒業後、昭和51年同組合に入り、志度支店長、常務理事などを経て、昨年6月より専務理事を務めていた。
 組合の中興の祖、国東会長は第一次オイルショック前年の昭和47年に理事長に就任。バブル経済へと向かう隆盛の時代やバブルの崩壊、さらにリーマンショックといった社会的な大きなうねりを伴う難しい時代にあって、実に44年間にわたって第一線で陣頭指揮を執ってきた。
 川畑新理事長にバトンタッチして若返りを図る形になったが、まさに〝けんしんの生き字引〟とも言うべき国東氏は、今後も代表理事会長という立場から組合の健全な運営をフォローしていく。


6月25日号

 トモニ6次産業化サポート投資事業有限責任組合(愛称はトモニアグリファンド)は、㈲鎌田牧場(仲多度郡まんのう町炭所西2782-1 鎌田武彦社長)・マツオカフーズ㈱(兵庫県 松岡 功社長)の設立した㈱JAPAN BEEF COMMUNICATIONに出資した。
 同ファンドは平成25年11月、香川銀行、徳島銀行、トモニリース、徳銀キャピタル、A-FIVE(㈱農林漁業成長産業化支援機構)の出資により設立。農林漁業の6次産業化による地域経済活性化を目指し設立した官民ファンドで、JAPAN BEEF社への出資が第1号の案件となった。出資額は50%にあたる3200万円。
 鎌田牧場は、パートナー企業のマツオカフーズ㈱と数年前から親交があり、今回のマッチングもスムースに進んだ。
 6次産業化事業体となるJAPAN BEEF社は牛肉の輸出、海外子会社の運営管理を担当する。精肉・加工、小売・卸売を行うシンガポールの現地子会社は昨年設立済み。
 マツオカフーズは加工および販売支援、トモニアグリファンドは経営を支援していく。