5月15日号

今年3月に香川高等専門学校(田中正夫校長)詫間キャンパス、電子情報通信工学専攻を修了した2名がベンチャー企業、㈱D-yorozu(ディーヨロズ 三豊市財田町MAiZM内)を1月29日に設立した。資本金は100万円。社名の由来はディープラーニング、データ、デジタルのDと、yorozuは、よろずの地域課題を解決すること。
代表取締役社長CEOは、柏原悠人氏(2000年8月生まれ、琴平町出身)、取締役社長CTO(Chief Technique Officer)に山田 斉氏(2000年9月生まれ、まんのう町出身)。二人は、第3回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(DCON)2022において、柏原社長は、健康状態見守りシステムで文部科学大臣賞を受賞。作品の技術や市場の大きさ等から決まる企業評価額は7億5千万円の評価を得た。山田社長は、混雑情報発信システムを発表し、3億円の企業評価額を得ている。香川高専生の起業はPanda㈱、㈱三豊AI開発に続き3社目。
DCONの主催サイドでもある東京大学大学院の松尾 豊教授は、全国の高専生の企業に対し、定期的にミーティングをおこなっており、関連企業や専門家とのマッチング等のサポートをしている。