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2月15日号

 今治造船㈱(愛媛県 檜垣幸人社長)は、丸亀事業本部(丸亀市昭和町)の隣接地に大型新造船建造ドックを新設することを発表した。
 世界最大級のコンテナ船11隻を受注したことを受けて、新ドック建設を決定したもの。既に国土交通省のドック建設許可は取得しており、今月着工し、来年10月の完成を目指す。
 同社のドック新設は2000年完成の西条工場ドック以来で、投資額は約400億円を見込んでいる。県下では久方ぶりの大型投資で、地元経済界ではその波及効果に期待も大きいものがある。
 建設場所は、丸亀市土地開発公社より払い下げを受けた、丸亀事業本部隣接の埋立地。計画では、敷地約10万㎡に長さ約600m幅80mの大型新造船建造ドックを新設する。
 施工はりんかい日産建設㈱・㈱大林組・東洋建設㈱の共同企業体が担当する。


 同社がこの度受注した11隻は、世界最大級二万個積みのメガコンテナ船(全長約400m・幅約59m)である。海外船主向けに船型開発し、最新の省エネ技術を投入した最新鋭船となる見込みだ。
 同社はコンテナ船分野において、200隻以上の建造実績を持つ。
 1955年には当時、世界最大の四千八百個積みオーバーパナマックス型コンテナ船を、2008年には8100個積みのコンテナ船を建造。世界の海上荷動きの拡大に合わせて、大型コンテナ船の開発・建造を行ってきた実績がある。
 なお、一昨年に国内最大船型1万4000個積みコンテナ船5隻を受注しており、その完工・引き渡しが今年控えているという。
 同社では「超大型船商談など世界中からの、多様なニーズに柔軟に対応できる生産体制を構築することにより、国際競争力に磨きをかけ、発注者の期待に添える船舶づくりに取り組んでいきたい」と抱負を語る。
 同社は1901年(明治34年)創業の、造船専業メーカーで2000隻を超える建造実績を誇る。建造量におけるシェア(2013年)は、日本において約27%を占めて首位、世界でも約5.7%とトップクラスである。
 香川県下の拠点は、丸亀事業本部に加え、同蓬莱事業部(丸亀市蓬莱町)、同多度津事業部(仲多度郡多度津町)、本年1月グループに加わった多度津造船㈱(同)がある。また系列事業として、サンライズヒルズCC(仲多度郡まんのう町)、満濃ヒルズCC(同)の2ゴルフ場を運営している。
http://www.imazo.co.jp/


目次

  • トップに聞く
    香川県よろず支援拠点 コーディネーター 本多八潮氏
  • 今治造船が丸亀に四百億円を投じ新ドック建設へ
  • 西日本放送が3年連続年間視聴率三冠王を達成
  • 岡山工場で事業発表会、ご当地ビールを5月発売 キリンビールグループ
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