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8月25日号

 穴吹興産㈱(高松市 穴吹忠嗣社長)の2021年6月期連結決算は、売上高1047億50百万円(前年同期比9.8%増)、営業利益57億65百万円(同0.4%増)、経常利益55億46百万円(同1.3%減)、当期純利益36億85百万円(同12.3%増)となった。
 期末配当金は1株あたり32.5円。
 長引くコロナ禍にあるが、政府の住宅取得支援制度や低金利環境を背景に、不動産事業の需要は堅調。同社の主力事業である新築分譲マンション販売は、契約戸数1993戸(前期比15.3%増)、売上戸数1782戸(同2.6%減)と推移。6月末時点で、翌期以降の売上計上予定マンションのうち、2125戸を契約済み、未契約在庫は11期連続のゼロとなっている。2020年に子会社化した、あなぶきホームライフ(旧セコムホームライフ)は契約39戸、売上124戸となった。結果として不動産関連事業は16.1%増の大幅増収。
 新型コロナ感染拡大の影響を受けている施設運営事業は利用者減で21.2%の減収となったが、人材サービス関連、介護医療関連、小売流通関連などの各事業が堅調だった。


 あなぶきグループは「ポストコロナ時代を見据えたポートフォリオ経営の構築」を策定。あなぶきホームライフと一体で首都圏を含む東日本エリアでの基盤拡大強化、不動産特定共同事業法を活用した不動産ビジネス推進、中古マンション買取再販の強化などに取り組む。
 2022年6月期は、連結で売上高1110億円、営業利益55億円、経常利益50億円、当期純利益33億円。単体では売上高666億円、経常利益34億円、当期純利益22億円を予想する。


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