ホーム刊行履歴11月15日号

刊行履歴

11月15日号

 四国化成ホールディングス㈱(丸亀市 渡邊充範社長)のグループ会社で化学品事業を展開する四国化成工業㈱(丸亀市 濱﨑 誠社長)は、研究開発力強化を目的に、宇多津町の現R&Dセンター敷地内に「新R&Dセンター(仮称)」の建設を決定した。
 施設概要は次の通り。
▽所在地:綾歌郡宇多津町浜二番丁14-1。▽投資総額:約66億円。▽規模:地上4階建て(地下なし)/鉄骨造。建築面積:2516㎡/延べ床面積:6865㎡。
 施設内にはラボ(クリーンルーム、イエロールーム等)、オフィス、会議室、食堂等を設置。着工は2026年1月、竣工は2027年12月(予定)。
 本施設の最大の特徴は、自由な働き方やコミュニケーションを促す、開放感と柔軟性を備えた空間構成にある。部署や職種の垣根を越えて、人とアイデアが交わることで、開発者一人ひとりの創造力と主体性を引き出し、新しい価値を生み出す場となることを目指していく。


 また、「独創力」を体現する場として、開発者のチャレンジ精神を刺激し、共同から新たな発想が生まれるような環境を実現していく。
 同社グループは長期ビジョン「Challenge 1000」に取り組んでおり、2030年にありたい姿として「独創力で、〝一歩先行く提案〟型企業へ」を掲げ、事業計画を進めている。
 中でもR&Dセンターでは、電子化学材料開発部と機能材料開発部が半導体やプリント配線板などの、最先端電子部品に使われる材料の研究開発を、無機化製品開発部がタイヤ原料や硫黄関連材料の研究開発を進めており、各開発部が属する事業の更なる拡大を目指していく。
 各事業で最先端の顧客ニーズ、市場の変化を先取りし、かつ柔軟に対応した提案型の研究開発をより推進するために、最適な環境・設備を整えた同施設の建設を決定した。
 最先端の実験設備と働きやすいオフィス環境を整え、研究開発の高度化とイノベーションの創出を支えるとともに、従業員一人ひとりが安心して能力を発揮できる研究開発環境を実現していく。


目次


  •  

一覧に戻る