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11月5日号

 高松商工会議所(綾田裕次郎会頭)はこの度、高松市のウォーターフロントエリアをより魅力的に整備するための提言書を池田豊人知事と大西秀人市長に提出した。
 高松商工会議所による同分野での提言は、昨年12月に続いて今回が2回目となる。
 提言では、サンポート高松を中心に北浜エリアから市民プール跡地までの、東西約4キロに及ぶ範囲を再整備対象と位置づけ、ウォーターフロント全体の街づくりにおいて「住民にそのイメージが愛され、来街者に誇るべき特徴となりうるコンセプト」が重要だと指摘。
 さらに、ウォーターフロントの開発を進める中で、多くが県と市が所有する土地であることから、行政主導による専従組織を設置し、具体的な将来像のもとで再整備を一元的に進める体制の構築を求めた。
 このほか、人を呼び込む仕掛けづくり、高松中央商店街を巻き込んで回遊性高めていく施策も盛り込まれている。
 綾田会頭は「高松のにぎわいを左右する極めて重要な一手。十分に多様な議論を重ねながら、将来を見据えた街づくりを進めていただきたい」と強調した。


 一方、提言を受けた池田知事は「まずは行政が主体となった体制を確立した後に、民間の方と共に推進できるような案を考えていきたい」と述べ、官民連携による推進の必要性を認めた。
 同会議所では、引き続き地域経済界の立場から、ウォーターフロントの再整備を通じた都市機能の向上と観光振興に向けた提言活動を継続していく考えだ。


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