9月15日号
テレビ業界は地デジ化から現在は次世代高画質4K、8K時代へ本格的な流れを示している。
日本で民間TV放送局が開局して半世紀以上を過ぎ、東京のキー局を中心に2000年代に入り次々と新局舎を作って移転している。
それに続き札幌、名古屋、大阪、福岡のいわゆる準キー局が、地デジ化や都市再開発ニーズに合わせるかのように、近代的で斬新な自社ビル構想を具体化してきている状況だ。
近隣では広島地区で広島テレビ(日テレ系)が、再開発が進むJR広島駅北口に面した二葉の里エリアにコンベンション機能を併設した大型の自社ビルを建設しこのほど移転した他、テレビ新広島(フジ系列)も新局舎計画を発表した。
地元の香川・岡山エリアでは一足早くテレビせとうちが、2006年山陽新聞本社ビルに隣接した新社屋を建設。岡山放送(OHK)は2014年、市内最大の商業施設としてオープンした「イオンモール岡山」内にスタジオミルンと報道・制作部門を移転した。新たにイトーヨーカドー岡山店跡地を両備グループが中心となって再開発する「杜の街づくりプロジェクト」に参画。2021年に本社を移転する計画となっている。