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4月5日号

 高松市中心市街地に位置する高松市大工町・磨屋町地区市街地再開発組合の設立が、3月22日付けで香川県知事より認可され、大工町・磨屋町の再開発組合が同月26日に発足。
 理事長には高松丸亀町商店街振興組合の理事長も務める、古川康造氏が就任した。
 高松丸亀町商店街は、壱番街(A街区)から丸亀町グリーン(G街区)までの7街区で構成されており、そのうち壱番街(A街区)、弐番街(B街区)、参番街(C街区)、南端の丸亀町グリーン(G街区)が完了している。
 5回目となる今回は、高松の目抜き通りである高松丸亀町商店街を挟んだ、東西約〇・五ヘクタールの施行地区において、東側(大工町街区)に立体駐車場・店舗・福祉施設を、西側(磨屋町街区)に集合住宅・医療施設等を建設する計画。
 大工町街区の整備方針では、「来客用駐車場の整備」「香川ものづくり育成店舗の導入」「子育て支援施設の設置」を掲げ、地上9階建ての施設を建て、約400台の駐車場を確保する。
 敷地面積1990㎡、着工は2020年4月予定、完成は21年予定。


3月15日号

 高齢者が健康に長生きできる街をつくろうと「地域包括ケア」を掲げ、丸亀町クリニック(高松市丸亀町1-1 高松丸亀町壱番街西館三階 豊永慎二院長)がこのほどオープンした。
 同クリニックの診察科目には内科・循環器科・女性内科・放射線科・リハビリテーション科・健康診断・人間ドック・検診を設けている。
 また、丸亀町商店街目指す定住人口の増加と、高齢化社会に対応する街づくりの実現のため「医・食・住」をキーワードに同じ建物に構える施設との「連携」を図っていくことが特長。
 これまで接点のなかった病院・レストラン・予防医療の拠点・調剤薬局・保育園のコラボレーションを実現することができた。
 壱番街西館4階には、気軽に健康診断が受けられる予防医療の拠点施設「セルフメディケーションプラザ Body Bank」が構えていることから、診断の結果を受けて、ジムでの改善指導やクリニックでの治療が受けられる。
 同フロア4階のレストラン「菜園’sCafe」では、香川の食材を使用し、塩分や糖質を抑えた健康的な料理を提供。病院の利用者には、診察の待ち時間にドリンクをサービスしている。


3月5日号

 (公財)かがわ産業支援財団(高松市 大津佳裕理事長)は、このたび第26回芦原科学賞の受賞者を決定。浜田県知事、選考委員会委員長の筧 善行香川大学学長ら来賓を迎え2月21日、贈呈式を開いた。
 芦原研究支援事業は、高松市出身の故芦原義重氏(関西電力名誉会長、香川県名誉県民)からの寄附金を基金に、平成5年度より県内の産業技術の高度化、産業振興への寄与を目的に実施。昨年9〜10月にかけて募集を受け付け。技術開発等審査委員会・芦原科学賞選考委員会での審査を経て受賞者を決めた。
 大賞は坂出市に工場を構える㈱石垣(東京都 石垣 真社長)の、山下 学、片山雅義、宮脇将温、玉内亮介、三野広幸、犬塚充志の6氏。
 テーマは「下水処理分野において難脱水性汚泥や低濃度汚泥に対する高性能化と処理の大容量化や安定化を可能とする汚泥脱水機「ハイブリッド型圧入式スクリュープレス脱水機(ISGKV型)」の開発」。
 脱水が困難な汚泥や濃度の低い汚泥などの様々な性質の汚泥を、安定的かつ高能に処理。さらに建設費及びランニングコストを抑制し従来の脱水機の長所も生かした、新しい機構のハイブリッド汚泥脱水機を開発した。


2月25日号

 高松信用金庫(蓮井明博理事長)は、平成27年より行っている「SANUKI WOMAN キャリスタ塾」における女性起業家への創業支援の取り組みが評価され、中小企業庁より「創業機運醸成賞」を受賞した。
 同賞は国内における創業希望者が少ないなかで、起業家精神を高め、地域において創業に関心を持たせる継続的な取り組みに対して中小企業庁が表彰を行うもの。
 平成30年度は全国の20事業者が受賞しており、金融機関が同賞を受賞するのは、今年度受賞した同金庫と京都信用金庫の2事業者が初となる。
 中小企業賞が主催する表彰式が2月13日、JPタワー(東京都千代田区)にて開催され、蓮井理事長と同塾企業メンバー・講師である「学生服リユースShopさくらや」代表の馬場加奈子氏が出席し、表彰を受け取った。


2月15日号

 (公財)かがわ産業支援財団(高松市 大津佳裕理事長)の主催する、かがわビジネスモデル・チャレンジコンペ2018の審査会が、2月7日サンメッセ香川で開催された。
 財団では創造的な技術や商品、サービスを新規開発し、新たな顧客や付加価値を創造する独創的なビジネスプランを昨秋募集。25件の応募があり、この日の最終審査会に残った5者がプレゼンテーションをおこなった。
 大津理事長、県商工労働部 浅野浩司部長、メロディ・インターナショナル㈱尾形優子社長、香川ニュービジネス協議会の小野兼資会長らが審査員を務めた。
 5者のプレゼンを審査の結果、「コンクリート構造物の塩害劣化検査サービス」の事業計画について発表した、西藤 翼氏(香川大学医学部医用化学技術補佐員)を最優秀賞に選んだ。香川大学工学研究科卒の西藤氏は、同大学が保有する国際特許技術「ハイパースペクトルカメラ」を活用し、コンクリート構造物の老朽化診断を行うシステムを開発した。
 社会インフラの老朽化問題に対応する点検システムで、将来性が評価されての受賞となった。今年4月に法人設立し事業を開始する予定だという。