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香川の経済界トップ登場

【㈱オオタケ】 代表取締役社長 大竹哲朗氏

人に喜んでもらうことが、結果として自分の喜びに

 先代(哲也氏)は“発破の哲ちゃん”と言われるなど、“オオタケ=火薬”というイメージを持つ人も多いが、創業時からの火薬部門も堅調に維持しつつ、建設用工具を扱う日本ヒルティの岡山・四国地区総代理店としても大きな成果を挙げている。
 火薬部門は発破パターンや振動測定といった技術提供で付加価値を高め、四国はもとより国内屈指の存在感を確立。売上の約70%を占める「HILTI」も、国内に10社ある代理店の中ではダントツの実績で、本部のあるリヒテンシュタインにもたびたび招かれて表彰を受けるという快挙も成し遂げている。
 鋲打機やハンマードリル、アンカーなど建築、土木の現場で使用されるトータルファスニングシステムと呼ばれる工具、材料を提供。登録は三万社、年間取引は七千社にも及ぶという。「経済も明るい兆しが見えており、主力の建築工事に加え、橋梁の下部工事など土木の分野も増えてくるだろう」と明るい見通しに期待感。

 その中でも「技術提供力の向上は避けて通れない課題」として、営業マンだけではフォローしきれない部分を、高い技術力でカバーできる人材の育成にも取り組んでいく考えだ。 
 穏やかな中にも、使命感溢れる社員が育つ環境は、社長自身が築き上げてきた歴史そのもの。やる気を引き出す報酬体系や、顔色がすぐれない社員、残業が続いている社員には、“業務命令”として早めの帰宅を促すなど、何気ない気遣いの中で社員と紡いできた糸はますます強固になっていくだろう。
 信条は“やることなすこと自分のため”。「例えば人に喜んでもらえばそれが結果として自分の喜びになる。逆もまた真なり」。香川経済同友会では常任幹事で会員交流部会長、高松キワニスクラブでは奉仕委員長として公職も全うする中で、“充実感”や“人望”という対価も手に入れている筈だ。
 長男の哲平氏も29歳とこれから本領発揮の時期を迎えており、現場を飛び回ってメキメキと営業力を発揮。「責任感もでてきており、少しずつ逞しくなってきた。若い社員をたちをどんどん引っ張っていって欲しい」と期待を込める。
 家庭では「高松商業高時代から40年間、ずっと傍で支えてくれている」という愛妻と、昨年から飼い始めた白い柴犬“こてつ”に心癒される日々。
 京都産業大卒、57歳。


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